杉田がフルセット、4時間半越えのカルロビッチ戦で敗れ2018年の全豪は2回戦進出で終幕[全豪オープン]

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テニスのグランドスラム「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月15〜28日/ハードコート)の3日目、杉田祐一(日本/三菱電機)はイボ・カルロビッチ(クロアチア)と3回戦への進出をかけて対戦し、4時間半を越える激戦を繰り広げたものの一歩及ばなかった。カウントは6(3)-7、7-6(3)、5-7、6-4、10-12、試合時間は4時間33分だった。

昨年の大躍進を受けて迎えたグランドスラムで、昨年の「ウィンブルドン」でグランドスラム初勝利を経験したものの、「全豪オープン」ではまだだった初勝利を飾ったり、第8シードのジャック・ソック(アメリカ)を破るなどの結果を残した一方で、大会3回戦には駒を進められなかった格好だ。

杉田は現在29歳で、世界ランキングは41位(1月15日時点)だ。自身の最高順位は36位で、日本人としては 錦織圭(日本/日清食品)に次ぐ位置を獲得。持ち前の早いタイミングでフラット気味に叩くテニスを持ち味にしている。

一方のカルロビッチは、現在のプロテニス界の中でもっとも高い211僂猟洪箸ら打ち下ろすサービスを武器に展開する、屈指のビッグサーバーの38歳だ。

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そのカルロビッチに対して、杉田は第1セットから、自身サービスのブレークを許さず、食らいついていった。その最初のセットでは、両者ともにキープし合い、ファーストサーブから始められたポイントでの、得点率が双方とも90%近くを記録するなど、拮抗した試合運びとなった。

カルロビッチは211cmの長身から、強烈なサーブを放ち、杉田はなかなかブレークできずにいた一方で、落ち着いてプレー。ブレークをさせずに、第11ゲームを終えた段階でエラーが2本だけと、杉田の集中力にも光るものがあった。

しかし、タイブレークに入ると、カルロビッチがいきなりミニブレークすると、最後まで響き、杉田は6(3)-7で第1セットを取られてしまった。

第2セットに入ると、杉田は1セットダウンとなっても落ち着きを失わず、1セット目と同様にサービスキープを続け、食らいつく。カルロビッチに対してブレークチャンスを何度もつかむが、あと一本を決めさせてもらえず、流れはどちらにも傾かなかった。

1セット目と同様にタイブレークにもつれ込むと、今回は杉田が、カルロビッチのボレーアウトもあり、第2セットを取り返した。この時点で、セットカウントは1-1のイーブンとなった。

第3、第4セットも同様に、両者ともにサービスをキープしながらブレークのチャンスを窺う展開となった。それぞれのセットでは、3セット目には杉田が、4セット目にはカルロビッチがブレークを許し、それぞれセットを失った。結局、セットカウントは2-2となり、勝敗の行方はファイナルセットの結果次第となった。

第5セットもこれまでと同様に、サービスキープが続く展開。タイブレーク制が適用されないことから、杉田、カルロビッチともに一歩も引かずに、20ゲームを上回る激しい試合運びを見せた。

勝敗の見えないまま、ゲームカウントが10-10まで長引いた後、流れは漸く傾いた。21ゲーム目で杉田は最初のポイントで、カルロビッチに強打を許すと、たまらずネット。ダブルフォルトも重なり、ブレークポイントを握られるなど、先行を許しピンチに陥った。

その後、杉田はサービスエースなどでいったんは追いついたものの、デュースとなってから、カルロビッチの返球がコードボールで短くなると拾いきれない不運な失点で再び、ブレークポイントのピンチ。続くポイントでもネットミスとなってしまい、杉田がカルロビッチのブレークを許した。続くリターンゲームで、杉田は、カルロビッチのサービスを崩してブレークするにはいたらず、2回戦で敗退となった。

カルロビッチはこれで3回戦に進出し、アンドレアス・セッピ(イタリア)と対戦する予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」での杉田
(Photo by Michael Dodge/Getty Images)