大人も子供も柔軟性を高めたい!体が柔らかいことのメリットとは?

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「開脚」ブームの昨今…床に手をつくのも難しいほど体が硬くなっているのに「どうせ今から柔らかくなれない」と諦めていませんか? 大人はもちろん、子どもにとっても健康に過ごすために柔軟性は大切なキーワードです。Kバレエスクール&バレエゲート吉祥寺校・主任教師の山口愛先生に、効果的にストレッチするコツを聞きました!

柔軟性を高めることで得られるメリットとは?

普段から、大人の生徒も子どもの生徒もレッスンを指導している、クラシックバレエ講師の山口先生。柔軟性の高い体を作ることで得られるメリットは「数えきれないほど」と言います。

「体が柔らかいことで得られる最大のメリットは、怪我をしにくい体になることです。体が硬いということは、筋肉がこわばって、関節が動きにくくなっている状態。とっさの動きに反応できず、ちょっとしたことで捻挫や肉離れなど、怪我をしやすくなります。また、筋肉が固まってしまうと、筋力がアンバランスになるので、肩こりや腰痛などの痛みも生じやすいですね。さらに血流が滞りやすくなり、代謝が落ちて体が冷えやすくなったり、疲れが抜けにくくなったりもします」(山口先生、以下同)

さらに、体が硬いと姿勢がゆがみやすくなるとか! 大人はもちろん、成長期のお子さんにとって、正しい姿勢を身につけることは重要ですよね。

子どもと一緒にストレッチをするときの注意点とは

硬い体を柔らかくするために必要なのが、筋肉と関節、両方をよくストレッチすること。効果的にストレッチをするための注意点とは?

「冷えて筋肉が固まっているとき、急にストレッチをすると肉離れなど、怪我につながりやすいです。日中に動いて体がほぐれたあとや入浴後など、体が温まっているときにしてください。そのときは、反動をつけてグイグイと伸ばすのはNGです。ゆったりと呼吸しながら、時間をかけておこないましょう」

親子で手を引っ張ったり、背中を押したりしながらストレッチをする場合、注意が必要だそう。

「筋肉を柔らかく伸ばすことが目的なので、無理に引っ張ったり、強く押したりするのは避けたほうがいいと思います。協力しておこなう場合は、優しくサポートすること。お互いの様子を見ながら、気持ちよくストレッチする手助けをしてあげましょう。お子さんとのコミュニケーションを深める意味でも、ストレッチは効果的だと思いますよ」

また、子どもは大人よりも体が柔らかいことが多く、つい無理をしやすいので親はしっかりと見守ってあげることも必要だそうです。

バレエダンサーが教える、股関節と背中の簡単ストレッチ

硬くなりやすい股関節と背中や肩まわりの簡単なストレッチを教えてもらいました!

「どのストレッチも、無理に反動をつけておこなわず、ゆっくりと呼吸しながら気持ちのよいところまで伸ばしてください。数セットおこなうとよいですよ」

◆股関節のストレッチ

1:股関節を開いて座り、足裏を合わせます。この状態で、膝を上下に揺らして優しくバウンドさせ、股関節まわりをほぐします。背中が丸まらないよう、まっすぐな姿勢をキープしてください。

2:股関節まわりがほぐれたら、そのまま上半身を前へ倒します。このとき、お尻が床から離れないように注意しましょう。また、このときもまっすぐな姿勢をキープしましょう。

◆背中のストレッチ

1:両足を肩幅に開き、両腕を伸ばしてバー(壁や棚でもOK)につかまります。背中はまっすぐにし、股関節が直角になる位置に立ちます。

2:息を吐きながら、ゆっくりと背中を伸ばします。手や足、おしりの位置を変えないようにしましょう。写真の見本ほど伸ばせなくても構いません。気持ちのよいところまで、ゆっくり伸ばしましょう。

3:次に、息を吸いながら腹筋を使い、背中を丸めます。このときも2と同様、手や足、おしりの位置を変えないように。ゆっくりと呼吸しながら、1〜3を繰り返します。

どちらのストレッチも、大人も子どももできる簡単なもの。体が縮こまりやすい冬はとくに、親子でストレッチする時間を作って、硬い体からサヨナラしましょう!

(取材・文:富永明子)