執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと

喉の痛み、違和感が2週間以上続く場合は、慢性咽頭炎の疑いが。症状や原因、予防方法をまとめました。

急性咽頭炎が完治せず、慢性化する場合も

喉のイガイガを感じたら「風邪かな?」と思う人が多いことでしょう。ところが、いわゆる風邪ではなく、“喉の風邪”ともいわれる、咽頭炎という病気があります。これは、喉に炎症が起こっている状態です。

1〜2週間で回復する場合は、急性咽頭炎。これは、ウイルスや細菌が原因で喉が炎症を起こし、喉の痛みや咳、たんが出るもの。頭痛や発熱などがあらわれるのも特徴です。だいたい2週間以内で回復するものですが、2週間以上喉の痛みが続く場合、慢性咽頭炎と診断されます。症状は、急性咽頭炎と同様、喉の痛みをはじめ、喉に違和感がある、ものを飲み込みにくいなど。人によっては、声がかれる、声が出しにくいといった症状が出る場合もあります。

慢性咽頭炎は、急性咽頭炎が治りきらずに長引いた場合のほか、たばこや飲酒、アレルギー性鼻炎などが原因になることも。乾燥や大気汚染も要因のひとつと考えられています。特に、たばこやアルコールは、喉に強い刺激を与えるため、長期間にわたって飲酒・喫煙している人は慢性咽頭炎になりやすくなります。喉頭がんや声帯ポリープも似た症状で、自己判断はできません。喉に違和感があれば、耳鼻咽喉科を受診しましょう。

喉を乾燥させないように加湿を

慢性咽頭炎を予防するためには、日頃の生活習慣の見直しが必要です。たばこやお酒が原因と考えられる場合は、まずはこれらを控えること。そして、喉は乾燥に弱いため、マスクをして喉を保湿しましょう。寝室や日常過ごす部屋を加湿器で加湿するのもおすすめです。治療には、炎症をおさえる消炎剤が処方されます。また、消炎剤などを霧状にして患部に吹きかけるネブライザー治療もよく取り入れられます。これは数回、耳鼻咽喉科に通い行う方法です。

アレルギー性鼻炎が原因の場合は免疫力をアップ

アレルギー性鼻炎が原因の場合は、抗アレルギー薬が処方されます。アレルギー性鼻炎は、体の免疫力が弱ったときに悪化。鼻炎の炎症が喉にも広がり、慢性咽頭炎になります。アレルギーが原因の慢性咽頭炎の場合には、生活習慣を見直して日頃から体の免疫力を落とさないように、健康的な生活を心がけることも大切です。

バランスの良い食事をとる、適度な運動をするという基本的なことに加え、体を冷やさない&温めることでも免疫力は強化できます。飲み物は常温以上のものを飲む、毎日湯船に浸かる、冷えやすい手首・足首・首を温める。また、季節に関係なく、腹巻きをして体の中心を温めると、全身を温めることにつながります。冷え対策は、いくつかの方法を組み合わせて取り入れると効果的。長期的に取り組んでいきましょう。