五輪開会式での南北合同入場行進の実現可否に注目が集まっている(イメージ)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】国際オリンピック委員会(IOC)が平昌冬季五輪への北朝鮮の参加について協議するため、南北のオリンピック委員会と大会組織委員会を招いて20日にスイス・ローザンヌで開く会合に出席するため、韓国代表団が18日にスイスに向け出発する。

 会合には大会組織委員会、韓国オリンピック委員会・民族オリンピック委員会(北朝鮮)、南北政府の高官級代表、南北のIOC委員の4者が出席する。

 この席でアイスホッケー女子の南北合同チーム結成、北朝鮮選手団の規模、平昌冬季五輪の開会式・閉会式での合同入場行進、入場行進の際の朝鮮半島旗の使用などを最終決定する。

 韓国代表団は都鍾煥(ト・ジョンファン)文化体育観光部長官、李熙範(イ・ヒボム)大会組織委員長、李起興(イ・ギフン)韓国オリンピック委員会会長、柳承敏(ユ・スンミン)IOC選手委員と実務者らで構成される。

 代表団は19日にローザンヌでの事前会議で会議の戦略を検討し、20日午前9時30分(日本時間20日午後5時30分)からIOCのバッハ会長が主宰する会合に出席して北朝鮮側と交渉を行う。

 16日に北京に到着した北朝鮮の金日国(キム・イルグク)体育相兼民族オリンピック委員会委員長と張雄(チャン・ウン)IOC委員も18日にスイスへ出発する。

 9日に2年ぶりに開催された南北閣僚級会談で、南北は北朝鮮の平昌冬季五輪参加や芸術団、代表団の派遣を骨子とする3項目の共同報道文を発表した。

 共同報道文には含まれていないが、南北がアイスホッケー女子の合同チーム結成を協議していることが確認され、合同チームの実現可否が決まる会合に関心が集まっている。

 実現すれば、南北合同チーム結成は五輪のような国際大会では初めてとなり、1991年の世界卓球選手権大会、同年の国際サッカー連盟(FIFA)ワールドユース選手権に続いて27年ぶり、3回目の南北合同チームが誕生する。

 南北合同チームの結成により韓国選手の出場機会が奪われると懸念する声もあるが、韓国政府は合同チームを結成するとしても韓国選手に被害が及ばないようにすると強調し、IOCと国際アイスホッケー連盟(IIHF)に対して登録選手の増員を要請した。

 加盟国の説得に乗り出したIOCとIIHFが出場枠をどれだけ増やすかによって、北朝鮮選手団の参加規模が決まる。

 韓国政府は現在、韓国アイスホッケー女子代表チームの監督に南北合同チームの指揮を任せる方向で推進している。

 フィギュアスケートペアのリョム・デオク選手とキム・ジュシク選手の平昌五輪出場が事実上確定した状況であり、アイスホッケー選手が6〜8人追加されれば、北朝鮮選手団は最大10人と関係者10人の計20人程度になるとみられる。

 南北は07年の長春冬季アジア大会以来11年ぶり、通算10回目となる開会式・閉会式での南北合同入場行進も推進する。00年のシドニー五輪で初めて実現した南北合同入場行進は長春冬季アジア大会を最後に行われていない。

 都長官は15日の国会質疑で、南北が合同入場行進に合意すれば、入場の際に朝鮮半島旗を掲げる構想を明らかにした。

 02年の釜山アジア大会、03年の大邱夏季ユニバーシアードなど韓国で開かれた大会を含めて過去9回行われた合同入場行進でも南北は全て朝鮮半島旗を手に入場した。