有働由美子アナ「あさイチ」卒業問題で問われるNHK“次の一手”

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 1月11日、NHK上田良一会長が東京渋谷の同局で定例会見を行い、朝の情報番組「あさイチ」の司会を務める有働由美子アナの卒業問題に触れ、“いま現在、検討中”であることを明らかにした。

「編成局の担当者も来年度の番組の担当については、検討中で何も決まっていないとコメントしています。ところがスポーツ紙の取材によるとNHK関係者は『卒業する形になる』ことを認めているようですね。現在有働は、500人いるNHKアナの中で15%しかいないチーフアナウンサー。局長級のエグゼクティブアナウンサーへの昇進も間近と言われています。自分が帯番組のレギュラーを持つことで、若いアナウンサーの活躍の場を奪っていると考え、卒業を願い出たのではないかと見られています」(テレビ誌記者)

 はたして有働アナは、「あさイチ」を卒業するのか。“有働の卒業問題”を巡っては、取材合戦も過熱していると言う。「あさイチ」で人気の“朝ドラ受け”の場面でもこんなやり取りが…。

「10日の朝ドラ『わろてんか』の中で、高橋一生演じる伊能栞がマスコミの突撃取材に襲われるシーンを受けて、『あの時代から突撃取材ってあったんですね』とコメント。週刊誌の記者が朝早く有働の自宅まで取材に来ていたことを明かすと、これに対して井ノ原が『また来たのか!?来るんじゃないよ、家まで!』と一喝する場面がありました。この井ノ原のコメントに対して、ネット上で放送中から喝采が上がりました」(エンタメ誌ライター)

 Twitterでは「代わりに抗議するイノッチ最高にカッコイイ」「井ノ原くんの男らしさを再認識しました」といったコメントとともに、「コンビのやり取りが見られなくなるのは淋しい」との声も上がるなどザワザワ。

過熱する“卒業論争”についてはこんな見方もある。

「NHKとしては、有働アナの『あさイチ』卒業を受けいれた後は、フリー転身を防ぐ意味でも報道系のキャスターなど“格上”の番組を用意するんじゃないでしょうか。人気・実力ともに兼ね備えた有働アナが4月改編でどうなるか、NHKの“技量”が問われるところです」(放送作家)

 有働アナの動向がますます注視される。

(窪田史郎)