U-21日本代表MF伊藤洋輝(磐田U-18)

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[1.16 AFC U-23選手権 U-21日本3-1U-23北朝鮮 江陰]

 中盤の底にとどまることはなかった。チーム最年少となるU-21日本代表MF伊藤洋輝(磐田U-18)は幾度となく前線に飛び出して攻撃に厚みを加えるだけでなく、左足から繰り出す鋭いパスで2アシストを記録し、今大会初出場で存在感を十分に発揮した。

 まずはセットプレーで魅せた。前半23分、FKの好機を得るとセットプレーのキッカーを託されていた伊藤が左足からボールを蹴り出す。「CKをGKにキャッチされていたので、GKが出られないところを狙おうと思った」とファーサイドまで届けられたボールを、DF柳貴博(FC東京)が左太ももで押し込み、値千金の先制点が生まれた。

 そして、前半43分には、それまで繰り返していた前線への飛び出しから得点を導き出す。FW旗手怜央(順天堂大)が中央突破を仕掛けると、左サイドを猛然と駆け上がってパスを呼び込む。「怜央くんが良い形で運んで良いパスをくれたので、通すことに集中できた」と正確な折り返しでMF三好康児(札幌)の追加点を演出した。

 この攻撃の形には、チームを率いる森保一監督も満足気な表情を浮かべる。「チャンスと思ったら積極的に攻撃に絡むことはやってもらおうと思っている。今日、洋輝が上がっていってくれたこと、得点に絡んでくれたこと、これからも選手たちにはドンドン見せてほしい。良いプレーだったと思う」と賛辞を贈った。

(取材・文 折戸岳彦)
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