セイコーエプソン株式会社とエプソン販売株式会社は、A4対応のビジネスインクジェット複合機「PX-M884F」とビジネスインクジェットプリンター「PX-S884」を1月25日に発売する。市場想定価格(税別)は、PX-M884Fが4万9980円、PX-S884が3万2980円。

 プリンター本体・インク・保守サービスがセットになった「エプソンのスマートチャージ」用機器以外では初となるインクパックシステムを採用。今回の新製品では、いずれもインクパックをプリンター下部に設置することで、大容量インクを搭載しつつも省スペースを実現。インクタンクを本体横に設置し、幅を取りがちだったスマートチャージ用機器での問題を解消した。

前面からインク交換ができるようになった

インクパック

 本体サイズ(幅×奥行×高さ)と重量は、PX-M884Fが425×535×357mm・約19.1kg、PX-S884が425×535×357mm・約16.0kg。設置面積を抑えることで卓上にも置けるため、バックヤードなどの狭いスペースでも利用できるとしている。

 インクパック1回の交換あたりの印刷可能枚数は、PX-M884Fではモノクロが約1万枚、カラーが5000枚。PX-S884がモノクロ/カラーともに約4000枚。モノクロ/カラー文書を6万枚印刷する場合、PX-M884Fの前モデル「PX-M840F」では39本のインク交換が必要になるところ、PX-M884Fでは24本に抑えることができるという。

 PX-M884Fは、プリンター、A4コピー/スキャン、FAX、ADF機能を装備。チルト式構造の4.3インチ光学式タッチパネルを搭載。本体前面のテンキーのサイズも大きくなり押しやすくなった。

PX-M884F

 PX-S884はプリンター機能を装備し、チルト式構造の2.4インチカラーパネルを搭載する。

PX-S884

 両製品の給紙枚数は標準カセットが250枚、MPトレイが80枚。増設用のオプションカセットを使用することで最大880枚まで給紙できる。「PrecisionCoreプリントヘッド」搭載により、連続印刷速度は、カラー/モノクロともに約24ipmを実現。また、ファーストプリントはカラーが約5.3秒、モノクロが約4.8秒と高速。インターフェースはUSB 2.0×1、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tの有線LAN、IEEE 802.11n/g/bの無線LAN。

 最小幅64mmまでの用紙や、垂れ幕や横断幕などの長尺用紙への印刷にも対応。小売業などで使うB6ハーフサイズのプライスカードなども作成できるとしている。また、純正紙以外でも、医療業種の薬袋などで使用するミシン目入りの用紙、物流の発送伝票などの通紙も確認できているという。一般オフィスの共有プリンターとしてのほか、卓上にも設置できる省スペース性もあいまって、小売・飲食店のバックヤードや調剤薬局の受付などでの使用にも最適としている。