【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は16日、過熱する仮想通貨取引に対する規制を巡り政府が混乱気味の対応を見せていることに対し、「官庁間の協議と立場調整に入る前に各官庁の立場が公開され、混乱しているように映るのは望ましくない」と述べ、政策決定過程の綿密な管理を指示した。閣議での発言を青瓦台(大統領府)の朴洙賢(パク・スヒョン)報道官が会見で伝えた。

 仮想通貨取引を巡っては、朴相基(パク・サンギ)法務部長官が11日に投機の過熱を理由に取引所の閉鎖を推進する考えを表明したことに市場が大きく動揺し、青瓦台が「(閉鎖方針は)確定していない」と釈明するなど火消しに追われた。国務調整室は15日、取引所の閉鎖は「政府レベルで十分な協議と意見調整を経た上で決定する」との方針を改めて示した。

 文大統領は、さまざまな官庁が関わる政策で各官庁の立場が異なるのは自然なことだとし、「協議を経てそうした立場の溝を埋め、決定することになるのは当然だ」と述べた。