セガ サターン パッドがBluetooth対応で復活、まさかの実機用アダプタも。メガドラ・ドリキャス版も展示
レトロゲーム互換機や周辺機器メーカーのRetro-Bitが、米ラスベガスの家電見本市CES2018で、セガから公式ライセンスを受けた復刻版ゲームパッドを展示しました。

最初に公開されたのは、セガの32ビットゲームハードであるセガサターン用の新型パッド。左に十字キー、右に6ボタンを配したお馴染みのデザインで、本体色は当時の白とグレーに加えて黒(ボタンをカラフルにした別バージョンあり)、赤のカラーバリエーションも用意。接続はUSBタイプとBluetoothの2タイプが用意されています。

この発表のあと、さらにメガドライブとドリームキャストの新型パッドも発表。いずれも発売予定日や価格は未定とのことです。

Retro-Bitは、2017年12月末にセガ・オブ・アメリカとライセンス契約を締結し、オリジナル同様の高品質を備えた周辺機器を開発中であると発表していました。その正体が、CES2018でお披露目されたかっこうです。

新型サターンパッドのうち、USB版はPCのみで使用可能。その一方でBluetooth版はPCのみならずセガサターン実機にも両対応とのことで、サターン専用のBluetoothアダプタも公開されています。


サターンパッドは前面に6ボタンが並んでいる上に、十字キーも斜め方向が入りやすく、格闘ゲームにはうってつけのデバイスとしてユーザーに好評でした。Windows PC向けにもサターンパッド接続用のインターフェースボード「IF-SEGA2」が発売されたり、数年前にはセガからもUSB版の復刻がリリースされたりと、人の心にセガある限り何度でも蘇ってきた経緯もあります。


さらにメガドライブ用パッドとドリームキャスト用続けて発表。いずれもBluetoothタイプで、こちらも発売日や価格は未定です。

PC用のセガサターンパッド復刻だけでもサプライズだったものが、まさかの実機対応と16ビット〜64ビットハード用コントローラーの揃い踏み。

当時の実機が稼働するか不安は残りますが(主にCDドライブ)、古いゲーム機を再整備して販売する業者もあります。今後はツインスティックやマルコン(セガマルチコントローラー)まで期待したいところです。