【バンクーバー聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が15日(現地時間)、北朝鮮問題を協議する外相会合に出席するためカナダのバンクーバーを訪問した。

 康氏はまずカナダのフリーランド外相と2国間会談を行い、北朝鮮と9日に行った南北閣僚級会談の結果を伝えるとともに、平昌冬季五輪の開催を契機とする南北の対話機運の高まりや緊張緩和状況について説明したとされる。

 フリーランド氏は北朝鮮核問題の外交的解決に向けた国際社会の連携を強調し、朝鮮半島周辺国の対話仲介役としてのカナダの役割を提示したとされる。また、米国務省が言及した北朝鮮に物資を運ぶ船舶に対する海上阻止に対しても、カナダの協力策を取り上げたという。

 康氏は続けてスウェーデンの外務次官と非公開会談を行い、北欧諸国との対北朝鮮での協力体制を話し合ったとされる。

 北朝鮮問題を巡る外相会合はカナダと米国の共催で、16日に開催される。朝鮮戦争で国連軍に参加した国や国連軍を支援した国が招待され、韓国、米国、日本、カナダ、英国、フランス、オーストラリア、ベルギー、スウェーデン、インドなど20カ国の外相らが参加。北朝鮮の核・ミサイル開発に対する国際社会の実効性のある制裁や外交的解決策などを模索する。

 康氏は外相会合とは別に、16日に韓米、韓日、韓米日の外相による2国間または3カ国間の会談あるいは面談を行う予定だ。

 対日関係では、旧日本軍の慰安婦問題を巡る2015年末の韓日合意について韓国政府が今月9日に新たな対応方針を発表しており、河野太郎外相との対話内容が注目される。韓国政府が合意の再交渉は求めないとする一方、日本に「被害者の名誉、尊厳の回復と心の傷を癒やすための努力を続けるよう期待する」としたことに対し、日本政府は反発している。