学生の窓口編集部

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大学進学を機に一人暮らしを始める場合、ベッドなどの寝具を新調する人が多いでしょう。「実家では布団だったから、この機会にベッドに変えてみる」という人もいらっしゃるかもしれませんね。今回は、そうした「ベッドを新調する人」に向けて、「一人暮らしのベッドの選び方」をまとめてみました。

■一人暮らしのベッドサイズのおすすめは?

まずポイントとなるのが「ベッドサイズ」です。シングルやダブルなどと聞いたことがあるかもしれませんが、ベッドサイズは主に5種類に分けられています。名称とサイズは以下のようになっています。

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●シングル……長さ195cm×幅97cm
●セミダブル……長さ195cm×幅120cm
●ダブル……長さ195cm×幅140cm
●クイーン……長さ195cm×幅160cm
●キング……長さ195cm×幅180cm
※JISの住宅用普通ベッドの規格では、シングルやダブルといった形で区分はされていませんが、長さは「195cm」と「205cm」と定められており、一般に流通している製品では195cmが主流です。

名称、長さ、幅はメーカーによって微妙に異なる場合もありますが、おおむねこのような名称とサイズで分類されています。一人暮らしの場合は、一般的に「シングル」か「セミダブル」が用いられることが多いようです。部屋の間取りとの兼ね合いもありますが、大きくてもセミダブルぐらいでいいでしょう。

■一人暮らしのベッドの種類はどうすればいい?

ベッドにはマットレスが別になったフレームだけのものと、マットレスに直接脚が付いたものがあります。マットレスが別になったものでは、木製ベッドや鉄やスチールでできたパイプベッドのほか、折り畳みベッド(簡易マットレスが装着されたタイプもあります)などが挙げられます。

スペースを有効に使いたいのであれば、折り畳みベッドやパイプベッドがおすすめです。折り畳みベッドは使わないときは収納できるので、邪魔になりません。パイプベッドは脚が高いものが多く、ベッド下の空間を利用することができます。そのスペースに、衣装ケースや漫画などの収納ボックスを入れておけば、スペースの有効活用になりますね。また、パイプベッドには、ベッド下の空間を広く取ったロフト型ベッドもあり、ベッド下の空間を広く使うことができます。

収納という意味では、収納用の引き出しが備え付けられている木製ベッドも選択肢の一つ。ただし、引き出し付きなどの機能性が高い木製ベッドは非常に重いため、手軽に模様替えができないのがネック。価格が高めな製品が多いのも、大学生にとってはつらいポイントです。「どうしても木製がいい!」のなら、軽い「すのこタイプ」で、シンプルなデザインのものを選ぶといいでしょう。

■ベッドの価格はどれくらい?

スチール製のパイプベッドだと、セミダブルのものでも1万円以内で購入可能です。折り畳みベッドも、シングルの安いものだと1万円以下、セミダブルだと2万円までの価格が一般的です。ロフト型ベッドは素材によって価格が大きく変わり、スチール製だと2〜3万円、木製だと5万円以上するものもあります。

木製ベッドはシンプルなフレームのものなら1〜2万円の価格帯ですが、しっかりとした造りのものや、引き出し付きなど、機能性が高くなるにつれて価格が高くなります。収納付き木製ベッドだと、安いものでも2万円からと考えておくべきです。

マットレスなしのベッドの中には、マットレスがあらかじめセットになっている製品もありますが、セットになっていないベッドは、上に布団を敷くか、マットレスを別に購入する必要があります。マットレスの価格もベッド同様にサイズで変わり、大きくなるほどに高くなります。シングルサイズでは、安価なものだと1万円以下(数千円で購入できるものもあり)ですが、クッション性能の高い厚みのあるモデルは、最低でも1万円以上になります。

脚付きマットレスは、2〜3万円の価格帯の製品が一般的です。マットレスなしのパイプベッドなどに比べると高額ですが、別にマットレスを買う必要がなく、またマットレスの質が高い製品が多いため、こちらを選ぶ人も多く見られます。ベッド下の収納を気にしないのであれば、こちらのタイプを選ぶのもいいですね。

一人暮らしのベッドの選び方についてご紹介しました。サイズは部屋の間取りを考慮して選べばOKですが、ベッドの種類や機能性については、部屋に収納がどれくらいあるのか、また寝心地などを考えて選ぶといいでしょう。

(中田ボンベ@dcp)