19試合で17ゴールを挙げているメッシに対し、C・ロナウドは14試合で4ゴール。この差が、チームの順位に大きな影響を与えているのは間違いない。(C)Getty Images

写真拡大

 現地時間1月14日のリーガ・エスパニョーラ19節で、首位バルセロナは11年ぶりにアノエタ(レアル・ソシエダのホームスタジアム)を攻略し、4-2の逆転勝利を飾った。宿敵との勝点差が19ポイントに開き、レアル・マドリーはより一層、屈辱的な状況に追いやられている。

 14日の試合でアラベスがセビージャを下し、17位に浮上したことも、マドリーのさらなるイメージダウンにつながった。勝点16差のデポルティボ・ラ・コルーニャが、降格圏の18位に転落したからだ。これに反応したのがスペイン紙『Marca』。「マドリーはバルサより降格圏のほうに近づいた」と報じている。

 現状がいかに屈辱的かは、ライバルのコメントからも伺える。『Marca』紙によると、バルサのジョルディ・アルバはソシエダ戦後、「俺たちがマドリーに19ポイントもの差をつけられたら、殺されているかもしれない」と語り、その差がどれほど深刻かを強調した。

 ジョルディは、「それでもマドリーは最後まで戦うだろう」と続けたが、当の“白い巨人”にとっては、なんの慰めにもならない。

 昨シーズン、史上初のチャンピオンズ・リーグ連覇を果たし、リーガとの二冠を達成したジネディーヌ・ジダン監督率いるマドリーは、なぜライバルにここまでの差をつけられてしまったのか。不調の一因が、エースであるクリスチアーノ・ロナウドの不振であることは確かだろう。

 今シーズンのC・ロナウドは、リーガ前半戦を終えてわずか4ゴールにとどまっている。『Marca』紙によると、これはマンチェスター・ユナイテッド時代の2004-05シーズン以来、12年ぶりとなる低調な数字だ。同シーズンは最終的にリーグ戦で9ゴールに終わったが、もし今シーズンも二桁得点に届かなければ、やはり12年ぶりの屈辱となる。

 昨シーズンのC・ロナウドは、前半戦を終えて13ゴールを挙げていた。最終的にリーガで48ゴールを記録した2014-15シーズンに至っては、前半戦だけで28ゴールを奪っている。それが今シーズンは、ヘタフェ戦、マラガ戦、セビージャ戦(2得点)の3試合でしかゴールネットを揺らせていない。1ゴールあたりに要した時間は実に311分だ。

 バルサとリオネル・メッシに大きく水を開けられたマドリーとC・ロナウドは、1月21日から始まる後半戦で巻き返すことができるのだろうか。