五輪メダリストと共に聖火リレーを行った李会長=(右から3人目)=14日、ソウル(聯合ニュース)

写真拡大

【ソウル聯合ニュース】大韓体育会(韓国オリンピック委員会)の李起興(イ・ギフン)会長が、来月の平昌冬季五輪への北朝鮮参加を巡り20日にスイス・ローザンヌの国際オリンピック委員会(IOC)本部で開かれる南北協議で、北朝鮮に対し定期的な南北スポーツ交流を提案する見通しだ。

 平昌冬季五輪でアイスホッケー女子が韓国と北朝鮮の合同チームを結成することとは別に進められる今回の提案は、2020年の大韓体育会創立100年を前に民族の同質性回復を目的に行われる。

 体育会は、韓国と北朝鮮に分断される前の1920年に創設された「朝鮮体育会」が前身だ。

 平昌冬季五輪組織委員会、韓国オリンピック委員会・民族オリンピック委員会(北朝鮮)、南北政府の高官級代表、南北のIOC委員の4者はIOCの主宰により、20日にローザンヌで北朝鮮の平昌冬季五輪参加について議論する。

 李会長は12日、中部の忠清北道・鎮川の韓国代表選手村で訓練開始式を終えた後「平昌(五輪に関する)協議とは別に、民族オリンピック委員会代表として会議に出席する北の金日国(キム・イルグク)体育相に対し南北の連絡チャンネルを開いて体育交流を定例化することを要請する」と述べた。

 また、「京平(ソウル・平壌)サッカー(大会)の復活、韓国選手によるスキー技術の伝授などによって南北交流を活性化できる」と説明した。

 ソウルと平壌のサッカー交流戦「京平サッカー大会」は日本による植民地時代に毎年開かれていたが、南北分断後は一時的な開催を除き行われていない。韓国・北朝鮮ともサッカーに関心が高いだけに、京平サッカー大会が復活すれば新たな南北関係の樹立にも貢献できる。

 李会長は、北朝鮮東部にある馬息嶺スキー場で韓国選手が訓練を行い、北朝鮮選手に技術を教えることも関係改善の一つの方法だとし、「南北の青少年交流と学術セミナーを推進し、南北体育史を共同で研究するなど、民族の同質性回復のための措置も講じている」と述べた。

 このため、李会長は北朝鮮が平昌に代表団を派遣すれば、韓国オリンピック委員会と民族オリンピック委員会間で国内オリンピック委員会(NOC)として共同会議を2〜3回開くことを北朝鮮に提案すると強調した。