健康志向食品の国内市場(画像: 富士経済の発表資料より)

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 富士経済は11日、健康志向食品(明らか食品、ドリンク類)の国内市場調査結果を発表した。一般加工食品に健康や美容に良いという成分を添加した「明らか食品」と「ドリンク類」に属する商品の市場を調査したという。「明らか食品」とは、医薬品と誤解することのない誰が見ても明らかな食品を指している。

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 健康志向食品の18年市場は前年比2.0%増の1兆4,343億円と予測。明らか食品、ドリンク類共に堅調な伸びが期待されている。

 同市場はこれまで、生活習慣病予防のトクホ飲料、機能系乳酸菌ヨーグルト、滋養・強壮のエナジードリンクなどがけん引してきた。

 16年はトクホ代表格の「伊右衛門 特茶」ほかエナジードリンクやプロバイオティクス商品などの続伸に加え、「カゴメトマトジュース」や「LIBERA」などの相次ぐ商品投入が拡大をけん引。17年には「カラダカルピス」のヒットなど機能性表示食品が台頭し、菓子や調味料、冷凍食品など幅広いカテゴリーからの多くの販売商品も市場を賑わせた。

 注目市場では、以下3点が挙げられている。

■滋養・強壮

 18年は前年比3.5%増の2,036億円と予測。ドリンク類が大半を占めるなか「レッドブル エナジードリンク」、「モンスターエナジー」が引き続き高い伸びを示し、市場をけん引しているという。

■生活習慣病予防

 16年よりカフェインゼロの追加から「伊右衛門 特茶」が伸長、また「カゴメトマトジュース」のヒットにより市場が拡大。多くをドリンク類が占めるが、菓子や調味料、麺類、パンなど様々な品目で機能性表示食品の展開が進んでいることから、「明らか食品」の構成比が高まるとしている。

■美肌効果

 市場の大半を占めるドリンク類が拡大をけん引。16年は価格優位性の高い通販商品が伸長、市場は前年比5.4%増となった。17年は資生堂ジャパンによる新ライン「ザ・コラーゲン」の追加など積極的な展開から、市場は前年比2.3%増が見込まれている。糖タンパク質の一種である「プロテオグリカン」が今後次世代の成分として台頭しつつあり、18年以降の伸びが注目されている。