柏から移籍、高校時代に背負った9番で心機一転 「経歴はもう関係ない」と決意

 J1柏レイソルからJ1横浜F・マリノスに移籍した元日本代表FW大津祐樹は新天地で高校時代背負った背番号9を与えられ、心機一転のシーズンを迎える。

 「このチームを背負っていけるプレーヤーになる」と新天地での意気込みを明かした。

 2012年のロンドン五輪で日本の4強入りに貢献し、ドイツのボルシアMGやオランダのVVVフェンロでプレーするなど経験豊富な大津。国内での移籍は初めてとなるが、「僕の中では大きなチャレンジ」、「今までの経歴とかそういうのはもう関係ないと思っているので、本当に一からのスタート」と決意を語った。

「今一番体が動く年でもあるので、もっともっと自分の可能性を広げていきたい。レイソル自体は僕にとってすごく特別なチームではあるし、そこは感謝している。マリノスの一員として認めてもらえるように頑張りたいと思っています」

 プライベートでは元日に入籍し、3月に28歳を迎えるなど成熟期を迎えている大津。選手として全盛期とも言えるこのタイミングでの移籍は、キャリアの大きなポイントと位置づけているようだ。

 横浜FMは主将MF齋藤学(→川崎フロンターレ)、MFマルティノス(→浦和レッズ)というチームの軸だった両サイドが抜け、チームは大きな転換期を迎えている。前線なら左右両サイドと中央問わずにプレーできる大津に懸かる期待も大きい。本人は「監督が使いたいように使ってもらえれば」と語る。

ゴール数など具体的な目標は…

 今季から就任したアンジェ・ポステコグルー監督は「アタッキングフットボール」というスタイルを掲げる。新体制発表会で明かされた2018年チーム強化のテーマの一つとして、「もっと攻撃的に」というポイントが挙がっているほどで、堅守のイメージが強い横浜FMは新指揮官の下でさらなる進化を見据える。

 そんな新生マリノスの主軸として期待される大津は、ゴール数などの具体的な数字に関して「(目標は)決めないスタイルなので」とした一方で、チームを引っ張るという部分については強い意志はむき出しにしている。

「中途半端な覚悟で移籍はしてきてない。もちろんこのチームを背負っていけるプレーヤーになるつもりでいます」

 キャプテンの齋藤移籍に揺れる横浜FMだが、新シーズンは新たに9番を背負う男がチームを牽引してくれそうだ。

【了】

石川 遼●文 text by Ryo Ishikawa

フットボールゾーンウェブ編集部●写真 photo by Football ZONE web