クロップでも「心ここにあらず」のコウチーニョを引き留めるのは難しかったようだ。(C)Getty Images

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 昨年の夏はフィリッペ・コウチーニョの放出を頑なに拒んだリバプールだが、冬の移籍マーケットでも同じ姿勢を貫くのは難しく、バルセロナから届いたオファーに応じる形になった。ユルゲン・クロップ監督は、「選手本人の意向により、コウチーニョ自身が決断を下した」と明かしている。

 英紙『The Guardian』によると、クロップ監督は「私が(放出は)あり得ないと言えば、クラブは慰留を試みただろう。それでも、我々にチャンスがないのは明白だった」と、コウチーニョの退団の意思がそれほどまでに固かったことを伝えている。

「最終的には、かなり簡単な決断だったよ」

 昨夏、移籍志願書を提出するほどの騒動の末にリバプール残留を決めたコウチーニョは、シーズン前半戦でもチームに貢献した。だが、ふたたびバルサからオファーが届いたことで、指揮官はこれ以上選手を縛りつけても意味はないと考えたようだ。

 クロップ監督は、「まだ(戦力として)使えるのか、チームに貢献できるのか、慰留して意味はあるのかをじっくり考えたが、正直、100%チャンスはなかった。コウチーニョにもうその用意がないのは明白だったからね」と続けた。

「彼から直接、心は別のところにあると言われたわけじゃないが、残ってもうまくいかないのは明らかだった。ある時点まできたら受け入れなければいけないこともある。我々はすべてを尽くした」

 コウチーニョを売却し、1億4200万ポンド(約205億9000万円)と言われる巨額の移籍金を手にしたリバプール。シーズン終了後の獲得が決まっているナビ・ケイタ(RBライプツィヒ)の加入前倒しも報じられるが、クロップ監督は今冬の補強について、「我々は欲しい選手を獲得してきた。今回ひとりが去り、それは素晴らしいことではないが、決して本当の問題ではない」と述べた。

「我々は別の選手を連れてくる。それが今回のマーケットになるかどうかはわからないがね」

 プレミアリーグで4位につけ、チャンピオンズ・リーグの決勝トーナメント1回戦ではFCポルトとの対戦が決まっているリバプール。コウチーニョ放出の影響が注目される。