2試合連続ゴールを奪ったU-21日本代表MF板倉滉

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[1.13 AFC U-23選手権 U-21日本1-0U-23タイ 江陰]

 チームの窮地を救ったのは、またもや背番号4。スコアレスドローもちらつき始めた後半45分、ついに均衡を破るゴールが生まれる。ネットを揺らし、歓喜の輪の中心にいたのはDF板倉滉(仙台)だった。

 序盤から圧倒的にボールを支配する日本だが、「すごい引いていたし、中を固めていた印象があった」と板倉が振り返ったように、守備に重心を置くタイを崩し切れずになかなかフィニッシュまで持ち込めない。後半に入っても展開は変わらなかったが、スコアも動かなかった。勝利すれば、2連勝となる日本はグループリーグ突破を決める状況だったが、0-0のままタイムアップの瞬間が迫ってくる。

 しかし、選手たちは最後まであきらめなかった。その姿勢が得点へと結び付く。立て続けにCKを得ると、後半45分に一度ははね返されたCKの流れから劇的な決勝点が生まれる。

 右サイドのMF井上潮音(東京V)が送ったクロスはファーサイドへ。「セットプレーの流れで前に残っていた。ファーにボールが行ったので、自分はその折り返しを狙おうとポジションを取っていた」。そして、ファーサイドのFW田川亨介が折り返したボールが、板倉の足元へと届けられる。「亨介がすごく良いところに落としてくれたので、あとは詰めるだけだった」と右足ダイレクトで合わせたシュートは見事にネットを揺らし、チームを1-0の勝利へ、そして決勝トーナメント進出へと導いた。

 左CBの位置に入りながらも、10日の第1戦パレスチナ戦(〇1-0)に続く決勝ゴール。2試合連続ゴールは「小学生以来じゃないですか?」と笑みを浮かべながらも、「そこまで皆で戦っていたので、そういった思いが詰まったゴールだと思います」とチームが最後まで諦めずに戦ったことで生まれたゴールだと胸を張った。

(取材・文 折戸岳彦)
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