ボノ、ジェンダー間の不平等解消を訴え「貧困は性差別だ」

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 U2のボノは、タイム誌に寄せた署名記事の中で、世界的に広がる教育におけるジェンダー間の格差を減少させるため、男性たちが行動を起こすべきだと訴えた。「男性は、我々が起こした混乱の後始末を女性だけに押しつけて逃げる訳にはいかない」

ボノはタイム誌に寄せた署名記事の中で、男性、特に世界のリーダーたちや権力者たちへ向け、ジェンダー間の不平等解消を目指すための行動を促した。

「男性は、我々が起こした、そして今も起こし続けている混乱の後始末を女性だけに押しつけて逃げる訳にはいかない」とU2のシンガーは書いている。「女性蔑視、暴力、貧困は、我々の半分の力では解決できない問題だ。我々は数千年もこんなやり方を続けてきた」

ボノの妻アリと2人の娘イヴとジョーダンが、性差別主義や、教育と収入におけるジェンダー格差の大きさについて彼に気づかせてくれたという。「ジョーダンが私に指摘してくれた。この地球上のどこにも、女性に男性と同じ機会を与えられている場所はない」とボノは書いている。「どこにもだ。例えば、世界中で1億3000万人の女の子が学校へ通っていない、という事実もある」

「女の子に、貧困から脱するための有効な手段である教育を受ける機会を与えないということは、女性は土地を耕すことはできても所有することはできず、お金を稼ぐことはできても銀行に預けられない、ということ。”貧困が性差別だ”というのは、そういう理由からだ」と彼は続けた。

ボノはまた、「教育における世界的なジェンダー間の格差を減少し、最終的に解消することは、男女平等の実現であり、経済成長にもつながる」という研究結果について触れ、「この研究結果が明らかにしているように、女の子の教育にお金を出すことは”チャリティ”ではなく”投資”であり、それに対してはさまざまな見返りが期待できる」と述べている。「女の子や女性に投資すれば、彼女らは自立し、家族、地域社会、経済、国を盛り上げる」

ボノは、教育におけるジェンダー間の格差を解消することで、性差別が撤退される訳ではないという。依然として性差別は、「意識的、無意識的にはびこる」と彼は指摘する。しかしいつものボノらしいやり方で、皮肉を廃し、行動を起こすことを呼びかけた。「女性と男性が力を合わせて行動を起こし、より良い政策を要求し、有効な結果を出すための積極的な活動と投資を政治家たちに強く促すのを、1億3000万人の女の子たちが待っている」