土俵祭りに出席する稀勢の里

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 「大相撲初場所」(14日初日、両国国技館)

 初場所の安全を祈願する土俵祭りが13日、両国国技館で行われ、三役以上の力士らが参加した。左上腕部、腰部、左足首などの負傷で4場所連続休場中の横綱稀勢の里(31)=田子ノ浦=は「頑張るだけ。いよいよ始まる。集中していきたい」と気持ちを高めた。

 昨年初場所で初優勝し、日本出身では19年ぶり横綱に昇進。相撲人生を変えた場所から1年。「一生懸命頑張る」と復活への並々ならぬ決意を込めた。

 昨年12月末から連日、弟弟子の高安と30番を超える番数を重ねた。横綱昇進後は異例のぶつかり稽古も行い、毎日泥まみれ。「昔を思い出してね」と先代師匠の故鳴戸親方(元横綱隆の里)から厳しく指導された若い日々を思い原点回帰した。「ケガして良かったと思えるように」と昨年の悔しさを糧にして、はい上がるだけだ。

 横綱審議委員会はまだ静観しているものの、今場所も途中休場すれば進退を問う声が上がってもおかしくない。初日に新小結貴景勝(21)=貴乃花、2日目に東前頭筆頭の北勝富士(25)=八角=と先場所、金星を配給した若手と試練の連戦。「しっかり集中することを意識して」と序盤の難敵を下し、不安を一掃したい。