2014年の春季キャンプ初日の松井氏(中央)。今年も巨人に力を貸す

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 巨人は12日、球団OBで米大リーグ、ヤンキースのゼネラルマネジャー(GM)特別アドバイザーを務める松井秀喜氏(43)が、2月6日から宮崎市での春季キャンプで臨時コーチを務めると発表した。同10日にKIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎で行われる巨人とソフトバンクのOB戦にも参加し、12日に宮崎を離れる。巨人で臨時コーチを務めるのは2年ぶり3度目。課題の一つである打撃陣の復調へ、松井氏が一肌脱ぐ。

 巻き返しへ、これ以上ない助っ人がやって来る。松井氏が、巨人の春季キャンプに参加することが決定。2年ぶり3度目となる臨時コーチとしての指導が実現する。

 昨年は日程の都合がつかず見送られたが、今月5日に開かれた新年互礼会で老川オーナーは「(キャンプに)来てくれるとは聞いています」と期待感を示していた。

 巨人は昨季、球団ワースト記録となる13連敗を喫し、11年ぶりのBクラスとなる4位に沈んだ。要因の一つに挙げられるのが打撃陣の低迷。リーグ優勝した広島と総得点で200点差をつけられただけに、松井氏の来訪は何よりの朗報となる。

 松井氏は、2年前に宮崎を訪れた際に坂本を指導。軸のぶれないスイングをするため、両足の体重比を「8(軸足の右足)対2(左足)〜9対1」にするよう助言するなどし、坂本は同年に首位打者を獲得した。GM特別アドバイザーを務めるヤンキースでも52本塁打、114打点をマークし新人王に輝いたアーロン・ジャッジ外野手(25)ら若手の育成で成果を上げている。

 川崎市のジャイアンツ球場で行われた新人合同自主トレに参加したD4位・北村(亜大)は、松井氏と同じ石川・星稜高出身とあって「打ち方一つとっても考え方が変わる。いろいろと興味深いです」と目を輝かせた。若手育成に舵を切る球団にとって、その存在は必ずプラスになる。

 松井氏は2月10日のジャイアンツとホークスのOB戦にも参加し、同12日に宮崎を離れる予定。短期間とはいえ、常勝軍団の復活へ、ゴジラの力に大きな期待がかかる。 (赤尾裕希)

★松井氏キャンプ訪問VTR

 2014年2月1日から13日まで巨人の臨時コーチを務めた。現役時代の2002年以来12年ぶりとなる巨人キャンプ参加。打撃投手として計1023球を投げ、ノッカーも務めた。フリー打撃の実演では22スイング中5本の柵越え。同11日には長嶋終身名誉監督と紅白戦を観戦した。翌15年は2月3、4日に巨人の宮崎キャンプ、5−7日にDeNAの沖縄・宜野湾キャンプを訪問。16年は2月1日から14日まで巨人の臨時打撃コーチを務め、2日の練習中に1軍野手全員の前で打撃理論を披露した。