闇株新聞推薦!――今買うべき割安株ベスト5

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 衆院選を経て、日経平均は26年ぶりの高値を更新。さらに米国、欧州市場も株価上昇が続いて世界的好景気が到来している。果たして’18年も好循環が続くのか? 闇株新聞氏が注目する経済ニュースから’18年相場を占ってもらった。

◆割安に放置された業界トップ企業の評価を見直すべし!

 日本株全体で見れば、’17年後半のような盛り上がりは見られないでしょう。しかし、個別に見れば値上がりが期待できる銘柄は少なくありません。注目すべきは、日本を代表する企業であり、利益水準も高いのに割安に放置されている銘柄です。

 その最たる例が5大銀行グループ。三菱UFJ、三井住友、みずほにりそなと三井住友トラストの’17年上期の連結純利益は1兆5333億円と前年同期比10%増となりました。金利の低下で貸出業務は低調ですが、2000億円超の保有株の売却益が純利益を押し上げた格好です。このように本業が振るわないせいか、各銀行株は割安に放置されています。三菱UFJがPER9倍、三井住友10倍、みずほ9倍、りそな8倍、三井住友トラスト10倍といった具合です。このPERの水準は無資格検査問題で売り込まれた日産自動車と変わりありません。それだけに上値余地は大きいと考えています。なかでも、りそなは合併期待があります。信託銀行が弱い三井住友とは最良の組み合わせになるでしょう。配当利回りも3.4%と魅力的です。

 同様に、商社も割安感が際立つセクターです。昨今の資源高を受けて、三井物産、三菱商事、伊藤忠は中間決算発表時に’18年3月期予想純利益を4000億〜5000億円も上方修正しています。にもかかわらず、PERは7〜8倍台。背景にあるのは資源投資に依存する「博打会社」としての評価でしょう。なかでも三井物産は資源関連で利益の7割を稼ぐ“資源投資会社”です。そのせいで、資源価格が低調だった’16年3月期には2600億円もの減損処理を行いました。再び資源価格が下落に転じれば業績悪化は必至ですが、世界的な好景気を受けて’18年も資源価格の上昇が続く可能性は濃厚。評価を見直してもいいでしょう。

◆資源高騰で非鉄金属の好調は’18年も続く

 同じ資源関連では非鉄金属大手の住友金属鉱山にも注目しています。銅やニッケル価格の上昇により、こちらも通期予想を上方修正。商社とは対照的にPERは20倍前後まで上昇していますが、中国や米国のインフラ投資需要が旺盛なため、’18年も非鉄金属価格の上昇が続くのは必至。リチウムイオン電池材料を供給する電気自動車関連銘柄でもあるので、さらなる人気化が予想されます。

 一方で、製紙業界最大手の王子HDは古紙価格の上昇を受けて原材料負担が増大しましたが、為替差益によって通期利益の上方修正を発表しています。こちらは、資源価格の上昇圧力が業績の足を引っ張る業態ですが、今後は価格転嫁を進めていく方針なので利益の上振れ余地はあるでしょう。

 最後にヤマダ電機を挙げておきます。決して利益水準の高い企業ではありませんが、それを差し引いても消費関連の代表的銘柄であるファーストリテイリング(PER34倍)やニトリ(同27倍)と比較して、PER10倍は安すぎます。消費の回復が本格化すれば、大化け期待ありです。

《[闇株新聞]’18年前半注目株》
●りそなホールディングス(東1・8308)
株価:588円 PER:8.3倍 PBR:0.7倍
予想配当利回り:3.4% 単元株数:100株
 国内4番手で、メガのなかで唯一の信託兼営。’18 年3 月期連結予想純利益を上方修正。三井住友との合併期待もあり?

●三井物産(東1・8031)
株価:1643円 PER:7.2倍 PBR:0.7倍
予想配当利回り:3.6% 単元株数:100株
 資源関連利益の比率が商社のなかでトップ。鉄鉱石、原油の生産権益もトップシェア。’18年も資源価格の上昇を背景に業績好調か

●住友金属鉱山(東1・5713)
株価:4527円 PER:18.3倍 PBR:1.3倍
予想配当利回り:1.6% 単元株数:100株
 非鉄金属大手。銅、ニッケル等の価格上昇を受けて通期業績予想を上方修正。リチウムイオン電池用素材の需要拡大も業績をけん引

●王子ホールディングス(東1・3861)
株価:671円 PER:18倍 PBR:1倍
予想配当利回り:1.5% 単元株数:1000株
 製紙最大手。中国・東南アジアでの古紙需要が増大し、’17年中間期は営業減益となったが、価格転嫁による収益改善期待あり

●ヤマダ電機(東1・9831)
株価:583円 PER:10.1倍 PBR:0.82倍
予想配当利回り:3.1% 単元株数:100株
 家電量販店最大手。’17 年9月中間決算は減益となったが、EV、格安スマホなどに積極投資。消費関連のなかで特に割安な点に注目

※株価等は2017年11月24日時点

【闇株新聞】
 国内大手証券でトレーディングや私募ファイナンスのアレンジを手掛けた後、独立。’10 年にブログ「闇株新聞」を創刊。オリンパス事件等に関して、いち早く真相を解き明かして話題に。’12年から有料メルマガも配信中。

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