年はじめは新しいことをスタートしたくなる時期です。「習い事でもはじめようかな」と考えている堅実女子は多いのではないでしょうか?

それは働く女性たちだけではなく、子どもも同様。今時の子どもは一体どんな習い事に興味があるのでしょうか?そして、子を育てる親という立場では、どんな習い事を子どもにさせたいと考えているのか……子どもによる今どきの習い事事情が気になるところです。

昨年の子どもの習い事事情は、一昔前とそれほどの変化はナシ

「株式会社イー・ラーニング研究所」では年末年始にかけて、子どもを持つ親を対象に「年末年始の子どもの習い事アンケート」を実施しています。まず「2017年、学校以外に習い事をさせましたか?」という問いでは、59%が「はい」と回答。では実際に行なっている習い事は、どんなものが多いのでしょうか?人気ランキングは以下の通りです。

2017年に子どもが行なっていた習い事

1位 スポーツ系……66%

2位 学習塾……44%

3位 音楽系……38%

4位 英会話スクール……28%

5位 習字……22%

6位 そろばん塾……12%

7位 プログラミング教室……4%

8位 将棋……2%

9位 ユーチューバー……1%

上位1位から6位までは、正直アラサー・アラフォー世代が子どもの頃とそれほど大差ない習い事がランクイン。しかし7位以降の超少数派となると、途端に今の時代を反映した習い事が登場しています。特に「将棋」は、やはり藤井聡太四段の影響でしょうか?

いま大注目の習い事「プログラミング教室」とは?

さらに同調査では昨年の習い事だけではなく、2018年に親がさせたい習い事についても質問。その結果をみると、一昔前には存在しなかった習い事が上位に!

2018年に親がさせたい習い事

1位 英会話スクール……55%

2位 プログラミング教室……49%

3位 スポーツ系……17%

4位 学習塾……16%

5位 そろばん塾……14%

6位 習字……10%

7位 音楽系……7%

8位 ユーチューバー……5%

9位 将棋……3%

「英会話」と並んで49%の親がさせたいと考えているのが「プログラミング」。なぜこれほど話題になっているかというと、2013年に政府が発表した成長戦略の素案に、 IT人材の育成や確保のための“プログラミング教育”が盛り込まれ、将来的に義務教育化の可能性もあるといわれているためと言われています。具体的にはアプリやゲームの開発の基礎知識を小学生から学ぶことができるなど、大人でも楽しめそうなカリキュラムとなっているようです。

「子どもになってもらいたい職業」は安定志向の「公務員」、ではなく……

さらに習い事だけではなく、子育て世代の親たちに「子どもに将来なってもらいたい職業」についても同調査では調べています。その結果はこちら。

子どもが「ユーチューバー」になってもらいと考える親も、意外と少なくありません!

なんと安定していることで親世代に人気が高い「公務員」を押さえ、1位は「プログラマー」に!さらに「フリーランス」「スポーツ選手」「研究者」といった、特別な才能が必要な職業も上位にきています。そして、今時の子どもに絶大な人気を誇るツール「YouTube」の主役である「ユーチューバー」という人も。この先はコツコツと稼ぐ安定した仕事よりも、こういった仕事が人気となるのでしょうか?なんとなくバブル期を彷彿させる結果ですが、それだけ日本は景気が回復している証拠なのかもしれません。

放課後は宿題だけやっていればいい時代では、もうないようです。

【調査概要】
調査媒体:株式会社イー・ラーニング研究所
調査方法:紙回答
調査地域:全国
調査期間:2017年12月4日(月)〜2017年12月13日(水)
調査対象:20代〜50代の子どものいる親 男女 計215人