提供:Get Sports

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ドラマ『陸王』(TBS系)のヒットや、青山学院大学の史上6校目の箱根駅伝4連覇などにより、近頃盛り上がりをみせる陸上・長距離界。興味を持つ人も増えていることだろう。

しかし、せっかく陸上好きになったのなら、彼の存在を知らずにいるのもったいない。現在の陸上界を語るには欠かせない男、東京オリンピックで日本男子マラソン28年ぶりのメダルが期待される大迫傑(26歳)だ。

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◆マラソンに挑戦すること“たった2回”で世界を激震させた逸材!

イケメンランナーとしても注目を集める大迫は、これまで数々の輝かしい成績を残してきたエリート選手だ。

中学で陸上を始めると、全日本中学校陸上競技選手権大会3000mで3位入賞。そして高校では、全国高校駅伝で区間賞となり、初の全国制覇に貢献。早稲田大学へ進学すると1年生にして箱根駅伝で1区区間賞。学生時代から脚光を浴び、大学卒業後も5000mで日本記録を更新。リオ五輪にも出場するなど注目を集めてきた。

そして3年前に渡米し、世界屈指のプロランニングチーム「ナイキ・オレゴンプロジェクト」へ。アジア人初となる異例の加入で、世界のトップランナーと共にプロランナーとして活動している。

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そんな大迫が陸上界にさらなる衝撃を与えたのが昨年のこと。マラソン挑戦を表明し、2017年4月にオリンピックのメダリストをはじめトップランナーが集うボストンマラソンに出場すると、初マラソンにしていきなり3位入賞。表彰台は、瀬古利彦以来30年ぶりという快挙だった。

さらに同年12月の福岡国際マラソンでは、2度目のマラソンにして日本歴代5位という衝撃のタイムまで叩き出してみせたのだ。

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なぜ大迫は、参戦間もないマラソンにおいても圧倒的な記録を残すことが出来ているのか。

 

◆100m走のごとく42.195kmを走りきる!大迫の“フォアフット”が半端ない!

その秘密は、彼の異次元とも言える走り方にある。それが「フォアフット走法」と呼ばれる、つま先から着地する走り方だ。

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実際に大迫の走りを見てみると、つま先から着地し、全くかかとを着くことなくそのまま次の一歩を踏み出しているのが分かる。

そのメカニズムや特性については1月14日(日)に放送される『Get Sports』(テレビ朝日)で詳しく特集されるが、大迫のフォアフット走法がマラソンでの好成績につながっている理由を簡単に言うとすれば、「つま先で着地することによって、エネルギーを最大限に活かし、大きな推進力を生んでいる」からだ。

ここで、縄跳びを飛ぶことを想像してみて欲しい。かかとはつかずに、つま先だけでぴょんぴょんと飛び跳ねたほうがエネルギーを無駄にせず効率よくジャンプを続けることが出来るはずだ。実は走ることにおいても、つま先で着地するほうが大きな推進力が生まれるという。

しかし、フォアフット走法は短距離走の選手に見られる走り方。それをマラソンに取り入れているということが、いかにすごいことなのか。

今度はその場でつま先立ちを数回繰り返してみるだけでも想像しやすいだろう。ふくらはぎの筋肉に疲れが溜まっていくのが分かるはずだ。そんな足に負担のかかる走法を、大迫は42.195kmという距離で貫き通している。

スポーツ好きならお馴染みの“あの名言”をお借りして大迫を評するとするなら、「大迫半端ないって!短距離走るみたいにマラソンの42.195km走るもん。そんなの出来ひんやん、普通」といったところだ。

なぜそんなことが可能なのか? 番組では多くの関係者を取材し、学生時代にまで遡って彼の走りとともに詳しく分析。大迫傑のルーツにも迫った。<制作:Get Sports>