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 ヤマト運輸が12月の実績を発表、同社の宅急便の取扱数量が3カ月連続でマイナスとなる一方で、日本郵便のゆうパックの取り扱い数量は急激な増加を続けている。

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■宅急便が3カ月連続で前年比マイナス

 10日、ヤマト運輸は2017年12月の「小口貨物取扱実績」を発表した。宅急便は2億2,009万5,731個で、前年同月比94%。昨年の10月に値上げを行って以降、3カ月連続での前年同月比マイナスとなった。今期の累計は14億4,571万4,274個。9月までの取り扱い数が多かったため、前期比では100.5%と、わずかながらプラスとなった。

 またクロネコDM便は1億1,093万1,984冊で、前年比95.0%。累計は11億1,177万4,052冊で、前期比96.9%となっている。

■11月の宅急便とゆうパックを比較

 昨年末、インターネットの掲示板やSNSなどでは日本郵便の繁忙を指摘する声が見られた。日本郵便の12月次発表はおそらく1月末になるだろうが、ヤマト運輸との推移を比較するうえで、両社の11月における取扱個数を見てみよう。

 まずヤマト運輸が12月6日に発表した2017年11月の「小口貨物取扱実績」によると、宅急便は1億5,122万4,343個で、前年比94.6%(2016年11月は約1億5,990万個)。一方、日本郵便が12月27日に発表した2017年11月の「引受郵便等物数」によると、ゆうパックは8,101万個で、前年比+25.9%(+1,669万個)だった。

 宅急便が昨年から約868万個減少したのに対して、ゆうパックはその倍近い数が増えているが、通信販売を中心とした荷物量の純粋な増加がありそうだ。

■増える一方のゆうパック

 ヤマト運輸では、宅急便の値上げこそ10月からだったものの、昨年の6月くらいから宅急便やクロネコDM便の取り扱い数量が減っており、荷物の引き受けを抑制した様子が感じられる。その受け皿となったのがゆうパックだろう。

 ゆうパックの月次推移を振り返ると、2017年1月の時点で5,495万個(前年比個数+962万個、前年比率+21.2%、以下同じ)と明らかに増えている。さらに2月:5,450万個(+714万個、+15.1%)、3月:6,281万個(+925万個、+17.3%)、4月:5,692万個(+937万個、+19.7%)と順調な(?)増加だ。

 それどころか、5月:6,268万個(+1,454万個、+30.2%)は月間で1,000万個以上も取り扱い数が増え、以降も、6月:6,713万個(+1,357万個、+25.3%)、7月:7,694万個(+1,394万個、+22.1%)、8月:6,502万個(+1,400万個、+27.4%)、9月:6,664万個(+1,654万個、+33.0%)、10月:7,298万個(+1,323万個、+22.1%)と減る気配は一向に感じられない。

 11月は先に書いた通り8,000万個を突破した。果たして12月の実績はどうなるだろうか。ちなみに2016年12月におけるゆうパック取扱個数は8,745万個だった。1,400万個も増えていれば1億個を超えてしまうが、それも間違いなさそうだ。