10日、中国新聞網は中国で公開される慰安婦を題材にした映画「大寒」に対する関係者や専門家のコメントを伝えた。

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2018年1月10日、中国新聞網は中国で公開される慰安婦を題材にした映画「大寒」に対する関係者や専門家のコメントを伝えた。

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10日に北京大学で慰安婦をテーマとして映画「大寒」のシンポジウムが開かれた。同作は山西省陽泉市盂県の元慰安婦の一生を軸に、慰安婦の民間調査を行う張双兵(ジャン・シュアンビン)氏の視点から描いたストーリー。張氏が1982年以降に同省内で知り合った127人の元慰安婦の物語が集められている。張氏はこれまでに16人の元慰安婦とともに日本で訴訟を起こしてきたが、いずれも敗訴しているという。

張氏は「127人の元慰安婦のうち、すでに126人が無念のうちに亡くなっている。この映画は、亡くなった元慰安婦たちに対する慰め。より多くの人がこの作品を通じて、慰安婦の歴史について考えることを望んでいる」とコメントした。また、同映画の張躍平(ジャン・ユエピン)監督は「皆さんにこの悲惨な歴史と向き合ってもらいたいという思いからこの作品を作った。恨み続けるためではなく、戦争を反省し、平和を祈るための作品」と語っている。

北京大学芸術学院の陳旭光(チェン・シューグアン)副院長は「慰安婦をテーマにした映画は、民族の記憶をより完全なものにする。この悲痛な歴史は中国人一人ひとりの歴史」とし、中国映画家協会の饒曙光(ラオ・シュウグアン)事務局長は「これまでの映画祭において、慰安婦の歴史を扱った作品が紹介されるケースは少なかった。協会としてさまざまなアプローチからこのような作品を推薦していきたい」とコメントした。(翻訳・編集/川尻)