執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと

頭痛・肩こり改善、美肌効果といいことずくめ!
親子三代にわたり受け継がれてきた「血管指圧法」。即効性のあるそのやり方と理論を紹介。

ツボ押しやリンパマッサージとは異なる『指圧』とは?

“押せば命の泉、湧く”で一世を風靡した指圧の創始者・浪越徳治郎氏を筆頭に、親子3代で歴代総理大臣13人の施術をしてきた“浪越指圧”。海外での評価も高く、今や英語の辞書に「SHIATSU」という言葉が載っているほどです。

国を支える総理大臣の疲れを即効で癒やしてきた指圧の秘密は、血管を刺激することにありました。指圧は一般のツボ押しやリンパマッサージと異なり、血管を直接押して刺激する治療法です。太い動脈を押すと全身の血液がどんどん流れ、同時にリンパや静脈も活性化。疲れやコリの原因でもある、血流と老廃物の滞りが解消できます。

指圧で血流がアップ! からだの疲れもすっきり

すごいのは、運動するのと同じような血流促進効果があること。
ホースの先を指でつまむと、水の出る勢いが増します。それと同じように、動脈を押すことで全身の血液が勢い良く流れ出し、動脈表面にある血管拡張神経も刺激されるので、筋肉運動したかのような血流促進効果が生まれるのです。

また、動脈と静脈、リンパは毛細血管でつながっています。そのため、動脈を刺激すると自然に静脈血やリンパの流れもよくなり、コリや疲れの元になる老廃物をどんどん排出。コリや痛みが和らぎ、体が軽くなります。

太い血管の流れている部分を手で押して血管を圧迫

血管指圧のやり方は簡単。ドクドクと血液の流れを感じる場所を押すだけ! 押すのは太い動脈のある首、お腹、脚のつけ根の3カ所。始めた瞬間から体がポカポカし、全身の不調が軽くなります。

コツは、“気持ちいい程度の圧”でじんわりと押すこと。指と手のひらを使い、深部に向かって垂直に押します。息を吐きながら、気持ちいい圧で3秒ずつ押すのがポイントです。痛みを感じると血管が収縮するので、強く押しすぎないこと。また、血圧が低い、朝いちばんに行うのがおすすめです。寝起きのだるさや疲労感が取れてスッキリと目覚められます。そして、血流がよくなるので代謝がアップ。1日、元気にすごせます。

血管指圧のやり方

◯首

耳の前から鎖骨に向かって流れている首の総頸動脈に沿って刺激。頭部や頭皮、顔面の血流を促進します。重い頭がスッキリし、肌荒れや白髪予防にも。

◯お腹

栄養を消化・吸収、排泄する流れに沿って、臓器を取り巻く腹部大動脈を刺激。おへそを中心に、「の」の字を書くようにお腹に圧をかけましょう。全身の代謝が上がり、疲れがスッキリ。便秘も解消します。

◯脚のつけ根

心臓から遠い脚は血行が悪化しがち。大腿動脈が通る脚のつけ根を、手のひらで押して下半身のめぐりをよくすると、むくみが改善します。