日本酒好きにはたまらない銘柄をラインナップ

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酒蔵大国・福岡には、九州はもちろん、全国各地の旨い地酒をリーズナブルに味わえる店が勢ぞろい。100種類以上の日本酒を時間無制限で楽しめる店や、名店が仕掛けるセルフスタイル飲み放題の店、厳選された日本酒を用意するそば処など、酒場5選をピックアップ!今夜は旨い酒と美味なアテでほろ酔いしよう。

【写真を見る】銘酒がズラリ!スパークリングや生酒など種類多彩。ソフトドリンクはないので持ち込んでおくといい

■ 100種類以上の銘柄を時間無制限で!注目の日本酒酒場「やまちゃん」

日本酒のセルフ飲み放題で人気を博した東京「やまちゃん」が、2017年3月、福岡に移転オープン。福岡市中央区今泉のビルの一室という隠れ家的立地だが、店内は約60席と広々。

日本酒は常時100種類以上がそろい、好きな銘柄を自由に選べ、時間無制限で好きな量だけ飲める。料金は3240円で、営業時間内であれば出入りも自由にできるうえ、食材を持ち込んで店内に用意されたガスコンロ(※ガスボンベは持ち込み)や鍋、包丁、まな板などの調理器具で調理も可能と驚きのスタイル!「獺祭」などの高級酒が充実する「プレミアムコーナー」もあり、別料金で1杯170円〜と破格で飲める。

セルフ飲み放題メニューは、「飛露喜」「醸し人九平次」「風の森」など、プレミアムは「獺祭」(発泡にごり、スパークリング50、磨きその先へ他)、「菊姫」「新政」「黒龍」「十四代」などをラインナップ。それぞれ日替りなので、日本酒好きは何度でも通いたくなりそう。少しずつしか飲めない人、日本酒に挑戦してみたいというビギナーにもオススメだ。

[やまちゃん日本酒セルフ飲放題福岡 天神店]福岡県福岡市中央区今泉1-21-9 ステージ天神ビル4F / 092-707-0322 / 18:00〜翌3:00 / 月曜休み

■ 日本酒の名店のセカンドブランド!各地の厳選地酒をセルフスタイルで堪能「和酒処 博多 酒虹」

日本酒専門店「酒峰(しゅほう)」が仕掛けるセカンドブランド「和酒処 博多 酒虹(しゅこう)」(福岡市中央区春吉)。90分2139円、120分2700円(1オーダー制)のコースが用意され、常時約40種類の福岡県産の日本酒、焼酎からウイスキー、梅酒、ソフトドリンクまで飲み放題になる。セルフスタイルで、日本各地から厳選された銘柄が好きなだけ堪能できるのもうれしい。

さらに酒割り用の氷や水、ウーロン茶、炭酸水などの他、酒燗器も置かれ、地焼酎のロックや水割り、日本酒の熱燗、ハイボールとさまざまな飲み方を楽しめる。23:00以降は飲み放題を頼まずに、ドリンク単品での注文もOK。福岡に販路がない珍しい酒や同・本店別注の日本酒がそろう「プレミアム」も好評で、70ccで324円〜とほぼ原価で提供する。

柳橋連合市場内の立地を生かした「本日の酒虹盛りー刺身の盛合せー」(864円※写真は2人前)などの鮮魚料理、もつ鍋の他、324円からとリーズナブルな一品メニューも充実。遅くからでも、自慢の酒をゆっくり味わえるので2次会、3次会での利用にもぴったりだ。

[和酒処 博多 酒虹]福岡県福岡市中央区春吉1-5-9 タカラビル3F / 080-9109-7670 / 18:00〜翌3:00、金曜・土曜・祝前日〜翌4:00(最終入店・ドリンク・フードのLOは30分前) / 日曜休み

■ 旨い酒、旨い魚が集結するハイセンスな隠れ家居酒屋「IZAKAYA 混」

小道に酒場が並ぶ、渡辺通り5丁目エリアに建つ隠れ家居酒屋「IZAKAYA 混(こん)」(福岡市中央区渡辺通)。

佐賀の「超辛口純米酒 基峰鶴」、福岡の「若波 純米吟醸 TYPE-FY2」、久留米の「比翼鶴 純米酒」といった九州の銘柄をはじめ、全国から仕入れた日本酒が常時約20種類並び、単品の他、好みで3種類が選べる「利き酒セット」で堪能できる。さらに、福岡市別府「ブルーマスター」の生ビールや焼酎、ウイスキーを用意するなど、日本酒以外にもこだわりの酒がラインナップ。

一本釣り漁師から仕入れた天然サバを使う「ゴマサバ」(1000円)や名物の「大根の唐揚げ」(380円)、「馬刺し」(1280円)など和食中心のメニューも用意しているので、酒との相性を楽しもう。

[IZAKAYA 混]福岡県福岡市中央区渡辺通5-5-13 / 092-715-0115 / 18:00〜翌1:00(LO24:00)、金土・祝前日〜翌3:00(LO翌2:00) / 月曜休み

■ 〆のそばもウマい!粋な“そば前”を満喫できる「蕎麦 和」

福岡市中央区六本松の一角に建ち、厳選された日本酒を用意するそば処「蕎麦 和(なごみ)」。「久山酒店」や「とどろき酒店」など福岡の有名酒店から仕入れる地酒は、産地にこだわらず味わいを重視する。ビギナーでも飲みやすい甘口から玄人向けの辛口まで幅広くラインナップし、常時15種類ほどそろえる。

一品メニューに合わせた酒を提案してくれるのもうれしいポイント。「合鴨たたき」(780円)、「馬刺」(1500円)、「しめ鯖炙り刺し」(750円)、「江戸前焼海苔」(580円)など、酒が進む肴がそろう。その他、夜のみ提供する、酒とおつまみ3品の「ちょいのみセット」(1050円)や、コース(3000円〜※要予約)もある。

そばの麺は北海道産のそば粉を使用した手打ちで、その日の気温で水の配合やこね方まで細かく調整。食べた時の喉越しと、鼻を抜ける爽快なそば粉の香りが引き立つように仕上げる。一品料理と酒で“そば前”を満喫し、〆に自慢の二八そばを食べる定番スタイルを楽しもう。

[蕎麦 和]福岡県福岡市中央区六本松4-9-25 / 092-771-6116 / 11:30〜14:30、17:00〜21:00 / 不定休

■ 〆に絶品トリュフ釜飯!丁寧に仕上げた和食を季節感溢れる酒とともに「並木屋」

「並木屋」(福岡市中央区白金)は、長浜市場で旬の魚を仕入れ丁寧な下処理を行うなど、九州の有名旅館などで和食を学んだ店主・井上さんの20年以上の経験をフルに生かした料理が自慢。メニューは、釜飯や刺身、ゴマサバ、だし巻き卵などが並ぶ。

名物の「トリュフ釜飯」(2人前2700円)は、昆布ダシで炊いた米にオリーブオイル、トリュフオイルを加えたシンプルなメニューで、仕上げのトリュフは目の前で店主がどっさりとすりおろすパフォーマンスも好評。2種類のオイルとトリュフが香り、そのままでも十分に味わえるが、濃厚な卵黄ソースをかけるとさらにおいしく味わえる。

日本酒も季節感を大事にし、冬から春にかけては新酒、夏は“冷”に適した生酒など時季ごとにほとんどを入れ替えながら常時14種類をそろえる。季節にふさわしい一献のあとに絶品の〆、和食の真髄を満喫しよう。

[並木屋]福岡県福岡市中央区白金1-9-19 / 092-406-7076 / 18:00〜24:00(LO23:30) / 月曜休み(九州ウォーカー・九州ウォーカー編集部)