無線で電気を受け、緑色に発光するつけまつげ=11日午後3時42分、京都市左京区、佐藤慈子撮影

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 電池が不要な「光るつけまつげ」を、立命館大と資生堂が共同で開発した。

 京都市内で11日、報道陣に公開した。離れた場所からマイクロ波を使って送電する「無線給電」という技術を利用しているのが特徴。将来は、身につけることで体温や心拍などを記録し続けることができる軽量型のウェアラブル端末などにも応用したいという。

 道関(どうせき)隆国(たかくに)・立命館大教授(電子工学)らの研究チームは、LEDやアンテナなどを備えた小型受電装置(長さ3・5センチ)を作製し、市販のつけまつげの上に取り付けた。この日の公開実験では、離れた送電装置から出たマイクロ波を受けて、マネキンのまつげが緑色に輝いた。

 マイクロ波の強さは国の指針で定められた値を下回っており、人体への悪影響はないという。

 資生堂の担当者は「コンサート会場やダンスパーティー、花火大会など、暗がりで映える新たなファッションとして需要があるのでは」と話す。

 送電できる距離は今のところ1・5メートルが限界だが、今後さらに距離が伸びるよう改良する方針。実際に人に着けてもらう実証試験も進めたいという。(西川迅)