ローガン・ポール

YouTubeは、アメリカの人気ユーチューバー、Logan Paul(ローガン・ポール)氏の問題投稿を受けて、提携を解除している。

事の発端は、ローガン・ポールが来日し、自殺者の姿を撮影するために青木ケ原樹海に入って実際の遺体の映像を投稿したこと。動画ではショックを受けているような表情を浮かべるものの、取り巻きの男は薄ら笑いを浮かべ、ローガン・ポール本人も冗談を交わすという不謹慎ぶりで、日本を始め、本国アメリカでも非難を受けていた。

これに対しYouTube側は、「我々も動画を見た人たちを同じように動揺しました」と、まるで一視聴者の感想のようなコメントを発表。

このような状況に対して、インターネットではローガン・ポールのYouTubeチャンネルの削除を求める署名活動などが活発になり、ようやくYouTube側も対応を決めたと見られる。

今回の提携の解除とは、人気YouTubeの中でもトップ5%にしか与えられない特権で、企業が投稿者のビデオに広告を出稿できる「グーグル・プリファード」という仕組みから外されたというもの。

また、ローガン・ポールが出演予定だったYouTube RedのオリジナルコンテンツのSFドラマプロジェクトについても制作を保留するとしている。

自殺者投稿だけではなく、東京の各所で迷惑行為を繰り返し、それをネタとして投稿していたローガン・ポール(それらの動画は未だに公開されている)。本件の謝罪動画でも、当初は収益を得ていたという指摘もあり、チェンネル削除が妥当だという意見も多く、YouTube側のペナルティが今回の提携解除だけなのか、今後も追加があるのかどうかに注目が集まる。


路上にゲームボーイを叩きつけて壊すローガン・ポール
REAL LIFE POKÉMON GO IN TOKYO! (catching strangers)より

BBC
URL:http://www.bbc.com/news/world-asia-42644321
2018/01/11