探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情をご紹介。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から解説します! 

浮気がバレた後の夫婦関係、浮気調査のポイントはどこなのかも紹介。

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今回の依頼者は高田慶子さん(仮名・39歳)、会社で知り合った地味系男子の旦那様と結婚して10年、細かいいざこざはあったけれど、おおむね良好な夫婦生活を営んできたのに、ここ1か月ほど様子がおかしいといいます。

「夫の様子がおかしくなったのは、つい最近なんです。その前に、この1年くらいサウナにハマり、ひとりで郊外の有名サウナまでドライブし、サウナのレポートをSNSにアップしていました。でも1か月くらい前に、“僕はもう近所のスーパー銭湯にしか行かないことにする”とわざわざ宣言。あれだけしょっちゅう更新していたのにぷっつりなくなったのは、上げたい写真がないからですよね。そして、帰りはいつも深夜……これっておかしいと思うんですよね」

そして2週間くらい前、旦那様は妻・慶子さんに暴言を吐く。

「休みの日に私が上下グレーのスウェットでゴロゴロしていたら、“俺は地味な女に飽きたんだ!”と何の脈絡もなく怒鳴ってきて、ドアをバンと閉めて出て行っちゃったんですよ。その3時間くらい後に“慶子さま、ごめんなさい”と謝って来たので許してあげましたが、今思えばあれもおかしい。フワフワしていて、感情のアップダウンが激しくて、時々挙動不審になる……思春期の恋している男の子みたいだと思って、今日は相談に来たんです」

堅実男子が慣れない恋愛に走ると、どうなるのか……

確かに、慶子さんの服装は地味です。グレーのスーツのインナーには黒のニット。ほぼノーメークに近く、香水も付けていない。ヘアスタイルは半年に1回くらい切って1本結びにしているようなセミロングで、前髪は自分で切っていると言います。セルフネイルの色は淡いパープルですが、根元の部分が伸びている。柿渋で染めた帆布に黒の合皮の取っ手が付いているトートバッグには、書類や旧式のノートパソコンが入っていてショルダーがちぎれそうです。

「私も夫も研究職で、夫の方からアプローチしてきたので結婚しました。夫婦で地味に生活して、お互いにお金も貯まり、仕事の余裕もできてきたのに、今さら浮気なんて許せない。子供を作る話だって出ているのに。でも、ウチの夫は絶対にモテないタイプなんですよ。そもそも親に溺愛されて育ったから自己チューだし、頭もさみしくなっているし、ガリガリなのにお腹は出ているし、歯並びが悪くて歯にはヤニが付いているし。でも堅実なのが取り柄で、貯金もものすごくあります。だから、相手の女性は絶対にお金とか、安定した生活を求めての結婚が目的のはず。私達が積み上げてきた生活を守らなくてはと思って、自分で尾行をしたんです」

そこで慶子さんは、旦那様をスーパー銭湯まで尾行し、男湯の出口で1時間張り込み、館内をウロウロする旦那様を追ったそうです。

「結局、その日は何も起こらなかったのですが、スーパー銭湯のフロント係に、ウチの近所のコンビニの顔なじみの店員さんがいたんです。彼女に夫のことを聞いたら、“いつもは別の女性と一緒にいるんですけれど、今日はひとりでしたね”と言っていたんです。私が家に帰ったら、尾行していたことが夫にはバレていて、“どういうつもりなんだ!”と怒られちゃったんですよね」

それ以来、旦那様は口をきいてくれず、生活時間帯もずらされてしまったとか。

「どうにも怪しいし、夫は恋愛に慣れていないから思い切ったことをして、私達の生活を手放しそうで怖いんです。夫婦の共有のカレンダーを見ると、いつもは何も予定を入れないのに、来週の土日には“親友とサウナツアー”と書いてあるんです。絶対に女性と旅行に行くに違いありません。私の目的は、夫の目を覚まさせて、元の平穏な暮らしに戻すことです。ぜひ、調査をお願いします」

※本連載はプライバシーに配慮し、体験内容を変えない程度に一部書き換えています。

旦那様は温泉とサウナが好きで、近郊の地味な湯治場に行き、SNSにアップしまくっていたのに、最近はそれがぷっつり途絶えたとか。

地味な妻だけで、男の人生が終わってしまう……焦燥感で浮気に走ったのか? 〜その2〜に続きます。