今さら聞けないテニスのイロハ 〜第2回 テニスの「タイブレーク」について〜

写真拡大

テニスをこれから初めて観戦するという方にルールをご紹介する「〜今さら聞けないテニスのイロハ〜」。前回は、基本的なスコアの考え方とデュースについて解説しました。

その知識をもとに過去の試合の記事をご覧になった方の中には、「なんだこれ!?」となった方もいらっしゃるのではないでしょうか。それがスコアに出てくる「謎のカッコ」。

6(5)-7、6-4、6-1

こういうものです。

「前回は基本的に6ゲーム取ったらセットを取る、って言ってたのに、なんで7なの?というかそのカッコって何なの?」と思ったそこのアナタにお知らせします。

これが、今回ご紹介する「タイブレーク」です。

■タイブレークとは?

一般的なテニスの試合は、先に6ゲームを取るとそのセットを勝ち取ったことになります。
しかし、2ゲーム以上リードしないとセットを取れないため、試合が拮抗すると1セットの試合時間が長くなってしまいます。それを改善するのが、「タイブレーク」です。

つまり、野球でいうところの「延長戦」。9回の裏でも同点だと延長戦になりますよね。それと同じです。

タイブレークはゲームカウントが6-6となった場合に行われます。それまでの試合進行とちょっと違って、0、15、30とスコアは増えず、1ポイント、2ポイントと増えていきます。そして、先に7ポイントを取った方がそのゲームの勝者、つまりセットを取ることになります。

ただし、ここでも出てくるのがテニスの掟「2ポイントの差」。

つまり、タイブレークでも「6-6」となった場合は、そこから先、2ポイントの差をつけて勝たなければなりません。

ですので、タイブレークかつ「6-6」となってからは、気力と体力の勝負となるのです。

■謎のカッコの正体とは?

タイブレークでそのセットが終わると、スコアには7-6(5)のようにスコアがつきます。

このスコアの状態を解説すると、

・AさんとBさんが6ゲームずつで並び、タイブレークに突入した
・Aさんが先に7ポイントを取り、Bさんは5ポイントしか取れておらず、Aさんの勝利が確定した

ということになります。

場合によっては「7-6(10)」のようなスコアがつくときもあります。一般的にタイブレークのスコアは「先に7ポイント取れば勝ち」「6ポイントで並んだら、2ポイント差をつければ勝ち」となりますので、上記のスコアの場合には、Aさんが12ポイント、Bさんが10ポイントでAさんの勝ち、ということがわかります。

ですので、タイブレークの結果は「負けた側のスコアのみ表示」というのが多く、テニスデイリーでもその表記を使用しています。

■終わりに

このタイブレーク、最初に聞いたときは「よくわからないなぁ」という方もいらっしゃるかと思いますが、前回紹介した「デュース」同様、選手たちの気迫の勝負が見られることが多く、必然的に手に汗握る展開になることが多くあります。

謎のカッコの正体が分かると、試合のスコアを見るだけで「こんなにも白熱した試合だったんだ」「格上相手に結構粘ったんだな」なんてことも分かりますよ。

テニスの基礎知識をつけて、一緒にテニス観戦を楽しみましょう!

第1回 テニスの「スコア」について

(テニスデイリー編集部)

※写真は2017年「全米オープン」の様子
(Photo by Volkan Furuncu/Anadolu Agency/Getty Images)