平昌冬季五輪の開閉会式が行われるオリンピックプラザ(資料写真)=(聯合ニュース)

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【平昌聯合ニュース】来月9日に開幕する平昌冬季五輪の開会式と閉会式が開催される韓国北東部・江原道のオリンピックプラザが、強い北西風から観客を守る防風幕で覆われる。

 平昌冬季五輪組織委員会は11日、先月末からオリンピックプラザ2〜3階の観客席の間に防風幕を設置する工事を開始し、15日に終える予定だと明らかにした。暴風幕と合わせて各所に暖房用のヒーターを設置し、観客に防寒用品を配布するという。

 開会式・閉会式が行われるオリンピックプラザは屋根のない五角形の建物で、観客が真冬の冷風にそのままさらされる構造であることから、寒さ対策が急務となっていた。

 オリンピックプラザのある江原道・大関嶺面横渓里一帯の2月の平均気温(過去10年)はマイナス4.5度で、08年にはマイナス14.8度まで下がった。

 その上、開会式が始まる2月9日午後8時の気温はマイナス7.7度と予想され、風が吹けば体感温度はマイナス14度以下に下がるとみられる。

 このため、開会式に訪れる約3万5000人の観客は厳しい寒さと戦わねばならない。実際に昨年11月、五輪開催100日前を記念してこの会場で行われたコンサートでは低体温症患者が発生した。

 組織委によると、風の通る2階に設置された防風幕はポリカーボネート素材で、高さ3.5メートル、全長510メートル。観客席上段の欄干にも高さ1.5メートル、全長500メートルのシートが取り付けられた。

 防風幕の設置と合わせ、組織委は入場客全員にレインコート、ひざ掛け毛布、座布団型のカイロ、使い捨てカイロなどの防寒用品セットを配布する。

 また、一般観客席の周辺には50平方メートル当たり1台ずつ、計40台のヒーターを設置し、会場内の各所で温かい飲み物を提供する。

 寒さによる急病人の発生に備え、医療施設も増設される。

 組織委は当初、救護施設を2カ所設置する予定だったが、寒さによる急病人が増える可能性を考えて3カ所を追加で設置する。救急車も配備して万一の事態に備える。