ヘアカラーが気に入らない!早くカラーを落とす方法は?

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せっかく染めたヘアカラーが気に入らないことってありますよね・・・。
雑誌の切抜きを持っていって「この色で!」ときっちり伝えたはずなのに、出来上がりを鏡で見てびっくり!

「こんな色になるなんて!早くカラーを落としたい!」と、焦りを感じますよね。

もちろん、ご自身で市販のカラー剤でカラーリングをしたときも、このような経験をした人は少なくないでしょう。

ではカラーを早く落とす方法を、髪が染まる原因からご説明していきますね!

髪が染まる仕組み

カラーリングのときの液って、ツンと独特な刺激臭がしますよね。
カラー剤の多くには、アンモニアなどアルカリ性の成分が含まれているんです。

このアルカリ性の成分を髪に塗ることで、髪の毛自体をアルカリ性に変えていきます。

アルカリ性になった髪の毛は、キューティクルが開きます。
そこから、薬品成分が髪の内側へ浸透していき、内部のメラニン色素を分解していくのです。
この、メラニン色素の分解のことを「ブリーチ」と呼びます。

カラーリングは、この「ブリーチ」された状態のところへ、さらに染料を浸透させて色をつけていくのです。

カラーを早く落とす方法

失敗してしまったカラーは、シャンプーを使えば比較的早く落とすことができますよ。

シャンプーを頭部で念入りに泡立てて、しっかりとシャワーで流しましょう。その工程を何度もすると、カラーが落ちやすいです。

さらにその後には、ドライヤーを念入りにかけたり、ヘアアイロンをかけたりすれば尚良いです。

なぜならカラーリングの後って、髪の内部にオキシドールや残留アルカリが残っている状態なので、色が落ちやすいんです。
でもこれはカラーリング後2週間くらいで色が定着してしまうので、染めてから2週間以内に、上記の工程を毎日繰り返し行うと良いでしょう。

注意点

「カラーリングを早く落とすには、リンゴ酢を髪に塗ると良い」という情報が、なぜか巷で広まっています。

「そうなんだ!」と、早速リンゴ酢を購入したかたもいるのではないでしょうか。

でもリンゴ酢って、「酢」と名が付くだけあって、酸性なんです。

髪の毛に浸透した色素を外に押し出すには、髪のキューティクルが開いている状態ではなければなりません。
これに対してリンゴ酢は、酸性なので逆に髪のキューティクルを閉じてしまうのです。

誤った情報に惑わされないように、ご注意くださいね。