岡田将生「自意識過剰じゃない人なんているのか」超モンスター級“痛男”との共通点
写真撮影や取材はいまだに慣れない…“視線恐怖症”が悩み
- ちなみに岡田さんは、ご自身で自意識過剰だと感じる部分や「俺、イタいなぁ」と思ってしまう部分はあるんでしょうか?
- あります!(笑) よくないなぁと思うんですけど、外出するとき、どうしても周囲の目線が気になって、緊張してしまうんですよね。だからなるべく外に出たくない…。これ完全に自意識過剰ですよね。別にいつも見られてるわけでもないんですけど。これは、この仕事をしてるからというより、もともとの性格が大きいと思うんです。
- ご自身の性格から、周囲の目をついつい気にしてしまうタイプ?
- 買いものとかしていて、誰かと一度でも目が合うと、ドキッとして怖くなっちゃう。ときどき、「なんで俺、よりによってこんな仕事をしているんだろう?」って本気で思います(苦笑)。
- 俳優というお仕事をされていれば、自意識過剰であることは当然というか、むしろ仕事の一部でさえあるかと思いますが…。今回の伊藤も設定上、まず最初に「容姿端麗」とありますし、人目を惹くほどカッコいいことが大前提です。
- この視線恐怖症?(笑)、何とかならないかなぁって。こういうインタビューでカメラマンさんに撮ってもらっていても落ち着かないんです。パソコンに撮った写真が映って、それをみんなが見ているじゃないですか? それもイヤで…(苦笑)。いま、こうやってしゃべっていてもみんなの視線が気になります!
- 役を演じているときは…。
- 全然、気にならないんですよ! 写真撮影や取材はいまだに慣れないんですけど、お芝居するぶんには問題ないんです。そういう意味では、この仕事でよかったのかな?(笑) よく舞台になんか立ってるなぁって我ながら思いますけど。
- デビューからすでに丸10年以上が経過しました。今回のような、素直に観客の共感を得られないタイプの役柄は決して多くはないですが、本作だけでなく、映画『悪人』や『何者』など、作品の中で見事にハマっているなと思います。先ほども「楽しい」とおっしゃっていましたが…。
- 『悪人』ももう7年前で、撮影のときは20歳でしたね。いま思い返すと、やっぱりあのときもすごく楽しかったんですよね。
- 10代後半、20代前半の時期はどうしても漫画原作のキャラクターであったり、イケメンの男子を求められることが多かったかと。近年では、ドラマ『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)のようなやや頼りない男性だったり、役柄の幅が広がって楽しんでいらっしゃるように見えます。
- 20代前半の頃は、同じようなタイプの役が回ってくることはどうしてもあって。それが20代後半になって、変わってきたのかなと思います。『悪人』とか今回の伊藤のような役ばかりでもダメですけど、この仕事、自分が「やりたい」と思ってやれることばかりじゃないので。
- 「これを岡田さんにやってほしい! やらせてみたい」というオファーがあってこそですからね。
- だから基本的には、役柄という以前に本(脚本)が面白かったら絶対にやります! というスタンスで、面白い仕事は確実に逃さないようにってことを考えています。
- 年齢を重ねることで、俳優という仕事の面白さは変わってきましたか?
- 変わったんだろうと思います。役柄だけでなく芝居で求められることも変わってきましたし、自分自身、台本の読み込み方も変わりました。仕事に対する姿勢も…真面目になったと思いますね。
- もともと、真面目なタイプだと思いますが…?
- いやいや(笑)。やっぱり若い頃はどこかでこの仕事をナメていた部分もあったと思います。でも、最近は逆に怖くなってきたんですよね。どの仕事をやるにも。それは悪いことじゃないですね。
「同世代から嫉妬されるような役をやらなきゃいけない」
- あと1年半ほどで30代に突入します。
- 30代の先輩たちを見ていると、さらにまた違う役をどんどん求められているんですよね。自分にも夫役、お父さん役なんかも来るようになるかもしれないし、その変化を楽しみたいです。そういう意味で28歳のいまは、ちょっと中途半端な感じがして、なんか居心地がよくないんです(苦笑)。
- それでは、同世代の存在はどんなふうに見てらっしゃいますか? 先ほどの夏帆さんもそうですが、10代や20代前半で青春物語に出ていた面々が、当時とはまったく違う個性を発揮して輝いていたり…。
- みんな、いい役をやってるなぁって思います。ズルいなぁってうらやましく思ったり(笑)。たとえば(『ゆとり…』で共演した)松坂桃李さんは、1歳上なんですけど、クズ役を演じたら最高じゃないですか(笑)。同世代と飲んでいるときなど、そういう話になります。同世代から嫉妬されるような役をやらなきゃいけないね、と。
- 今回の伊藤という役は、誰もができるようなものではなく、まさにそういう役だと思います!
- そう思ってもらえたら嬉しいですね。もちろん、そのためにやってるわけじゃないし、同世代はライバルであり、それだけでなく共存していく仲間でもあると思いますが。
- 2014年の舞台『皆既食 〜Total Eclipse〜』を皮切りに、2015年の『ウーマン・イン・ブラック〈黒い服の女〉』、2016年の『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』と舞台に出演されるようになったのも、大きな変化のきっかけだったのでは?
- それはかなり大きいと思います。その経験が即、自信につながったというわけじゃ決してないですが。やはり生の舞台で戦っている人たちはスゴいなと感じたし、演劇って素晴らしいものなんだなって。またぜひやりたいし、それこそ舞台を中心でやっていきたいと思うくらいの気持ちです。もっといろいろ勉強したいです。
- 映画やドラマ、そして舞台と、同じ「演じる」という行為でも、まったく違っていて楽しそうですね。
- やはり映画やドラマでは瞬発力が必要とされ、舞台にはそれとは違う積み重ねがあるんですよね。僕自身、そうやって積み重ねていく作業が嫌いじゃないので、毎日の稽古も好きなんです。いろいろチャレンジして、日々変わっていく部分も好きですし。
- なるほど。
- そういう意味で、今回の伊藤という役も日々目まぐるしく変わっていき、いろんなことにチャレンジして、それを廣木さんも楽しんで見てくださってすごくよかったですね。いまこの時期に、こういう役を経験できてとても充実していました。
- では最後に、29歳を迎える2018年の目標をお願いします。
- 仕事に関しては、年齢的に中途半端と言いましたが(笑)、こういう方向でやっていこうという道が見えてきているので、そこでどんどんチャレンジしていきたいです。プライベートは…あんまりこれと言って何をという感じでもなく、半分仕事みたいな感じなんですよね…。
- あまり仕事とプライベートがハッキリとわかれていない? 完全にオフの日はどうしてるんですか?
- 作品にまったく入ってない時期――まさにいまがそうなんですけど(※取材が行われたのは11月下旬)、ようやくゲームができますね! 人に会うとエネルギーを吸われるし、吸っちゃうしで疲れるんですよ(苦笑)。2017年は会えるだけの人に出会ったと思うので、年始はしばらく…1月末くらいまで正月のつもりでゲームを楽しみつつ、ときどき映画を見に行って…という感じですかね?(笑)
- 岡田将生(おかだ・まさき)
- 1989年8月15日生まれ。東京都出身。AB型。2006年デビューし、2007年には映画『アヒルと鴨のコインロッカー』、『天然コケッコー』などに出演。ドラマ『生徒諸君!』(テレビ朝日系)、『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』(フジテレビ系)、『掟上今日子の備忘録』、『ゆとりですがなにか』(ともに日本テレビ系)、『小さな巨人』(TBS系)と話題作に出演し注目を集めた。主な出演映画に『告白』、『悪人』、『アントキノイノチ』、『謝罪の王様』、『潔く柔く』、『何者』、『銀魂』などがある。
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