中国国家旅遊局の李金早局長が「トイレ革命」の形式主義化を批判した。写真はトイレ。

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2018年1月8日、中国新聞網によると、中国国家旅遊局の李金早(リー・ジンザオ)局長が「トイレ革命」の形式主義化を批判した。

李局長は8日に行われた全国観光工作会議において「一部の地方による形式主義と、いわゆる『5つ星トイレ』建設といいう誤ったやり方を断固糾弾し、是正しなければならない」と表明。「トイレ建設は現地のリソースを活用し、豪華な設えにせず、利便性や耐久性に重点を置くこと」と発言した。

習近平(シー・ジンピン)国家主席は2015年4月、17年11月にそれぞれ「トイレ革命」に関する指示を発表。観光地や都市、そして農村のトイレにも革命を起こし、市民生活に影響する問題点を解決することを求めた。しかし、習主席による「トイレ革命」の大号令は、一部の地方政府を超豪華な「5つ星トイレ」といった極端な道に走らせ、市民からは不満の声が出ているようだ。

湖北省武漢市は12年、多額の資金を投じて別荘のようなトイレを建設したことで市民の不満を買った。また、同市では13年にもソファーやテレビ、エアコン、観葉植物、絵画などを備え付けた「5つ星トイレ」が作られている。また、江蘇省塩城市では15年12月に1カ所あたり200万元(約3460万円)する「中国初の5つ星観光トイレ」なるものが建てられている。

このほか、北京、重慶、広州、蘇州、済南、揚州、南京などの都市で数十万元から100万元の費用が投じられた高価なトイレが作られたことを、新華社などの中国メディアが指摘している。(翻訳・編集/川尻)