2018年初のワンマンで“新生”へのスタートを切った虹のコンキスタドール。マイナビBLITZ赤坂を満員のファンで埋めた

写真拡大

虹のコンキスタドールが1月7日、東京・マイナビBLITZ赤坂でワンマンライブ「2018 NEW YEAR RE[set1273/start1274]」を開催。奥村野乃花、陶山恵実里の卒業セレモニーの他、的場華鈴のリーダー就任、ニューシングルリリースなど様々なサプライズが発表された。

【写真を見る】卒業のメッセージを読み上げる奥村野乃花。涙ぐむも、最後までファンに笑顔を見せてくれた

2018年初ライブのこの日は、昼に奥村野乃花の生誕イベント「のの祭り」を、そして夜は虹のコンキスタドールのワンマンライブを実施。ライブタイトルの「RE[set1273/start1274]」は虹コンのデビューからの日数と、これからの1274日目を表わすものであり、11人体制となる“新生”虹のコンキスタドールの誓いの場であった。

ライブは、虹コンを象徴するサマーソング「THE☆有頂天サマー!!」から3曲連続でスタート。開幕から熱気高まる会場を鶴見萌がさらに煽り、「にじいろフィロソフィー」「ドキドキ乙女の通信簿」などテンポの速い楽曲をメドレーで披露すると、早くも後半戦に突入。「冬スポ Winter Sports Festa 2017」のCMテーマ曲にもなった「ふたりのシュプール」など2曲を歌上げると、虹コン・赤組メンバー6人がステージに残り、陶山を呼び込む。

■ えみりぃ「夢だった声優、役者の世界に本気でぶつかっていきたい!」

“えみりぃ”こと陶山恵実里は、2017年の5月から体調不良で長期休養に入り、12月に公式サイトで卒業が告知された。元々、人前に出るのが怖かったという彼女が虹コン加入を決意したのは、そんな弱い自分を変えようと思ったためだった。しかし休養に入ってからは、このままアイドルを続けるべきなのかと毎日悩んでいたという。最終的に出した決断は、子供の頃から大好きだったアニメ、その声優へと進む道だった。

この日は約1年半年ぶりとなる衣装姿でファンの前に登場。「泣くのが早くてすみません」と挨拶の前から涙ぐむも、「夢だった声優に、役者の世界に本気でぶつかっていきたい」と満員のファンに宣言する。大きな拍手を受けマイクを握りしめた陶山は、「最後にこの7人であの曲を歌いたいと思います」と、虹コン・赤組の6人と「女の子むてき宣言!」を披露。

赤組は同期の1期メンバーを中心に結成されたユニットで、「女の子むてき宣言!」は思い出の曲。この1曲だけではあったが、グループを支えたその歌声を久しぶりに聞かせてくれた。

声優・役者へのソロ活動に移る陶山だが、その第1歩として、1月12日(金)からスタートするアニメ「BEATLESS」(毎週金曜夜1.55-2.25、MBS・TBS系)でキャストの座を掴んでいる。物語の重要人物となるエリカ・バロウズという少女の役だ。

「自分を変えたかったから」という決意で虹コンに加入し、それを糧に夢に向かうことを選んだ陶山がどんな演技を見せてくれるのか。これからの彼女の活躍に期待したい。

■ ののた「皆さんの存在が私の真ん中でした!!」

再び12人が揃うと、次は奥村の挨拶へ。センターとしてグループを引っ張ってきた“ののた”こと奥村野乃花がグループ卒業を発表したのは、2017年10月21日、ツアーファイナルでの事。人気メンバーの突然の卒業発表はファンに衝撃を与えたものの、「新しい道に進み、色々な事を勉強したい」「未来に向かった明るい卒業なので背中を押してほしい」という奥村の言葉に、ファンも温かい拍手で応えていた。

この日は元虹コンの同期、重松佑佳、木下ひよりも駆けつけ、「卒業おめでとう」の言葉と共に奥村に花束をプレゼント。さらに、同い年で虹コンの名物コンビとしてグループを盛り上げたてきた的場華鈴からも花束を受け取った。

芸能界を離れる奥村にとってはこれが本当のラストステージ。「入った時は13歳で、もうどうしようもないくらい子供だったけど、みんなに支えられて楽しく過ごす事ができました!」と涙を堪え、笑顔を見せる奥村。「アイドル人生最後の曲は、この曲にしたいなって決めていました」と告げた曲は、「やるっきゃない!2015」。前へ進む勇気と第1歩を綴った歌詞は、これからの奥村自身、虹コンの未来にふさわしいラストソングだった。

長い長い拍手を送られながら、「皆さん、本当にありがとうございました!!」と力いっぱいの声で応えた奥村は、笑顔でステージを去っていった。

■ グループでもソロでも飛躍の年に!

2人の挨拶の後、ライブは終了。しかしすぐにステージのスクリーンに映像が流れだす。そこには先日発表された根本凪のでんぱ組.inc兼任の他、中村朱里の「アリスインプロジェクト新作舞台」への出演、鶴見萌の「BEATLESS」公式コスプレイヤー就任決定&IOEAアンバサダー就任決定、清水理子のデジタルシングル(映画「ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。」主題歌)でのソロデビュー、的場華鈴のリーダー就任決定が次々と告知されていく。

そして、5月18日(金)に東京・EX THEATER ROPPONGIで、5月19日(土)に大阪・ESAKA MUSEでのワンマンライブ開催。さらに、4月18日(水)にはニューシングル「トライアングル・ドリーマー/心臓にメロディー」の発売決定も告知される。

怒涛のサプライズに会場が沸き立つ中、ポップなタータンチェックの新衣装に着替えた11人がステージイン。ここから“新生”虹コンのパフォーマンスが始まった。新曲「心臓にメロディー」を初披露すると、「戦場の聖バレンタイン」「ふたりのシュプール」など5曲を歌唱。そして、アンコールでは再び「トライアングル・ドリーマー」を歌い上げる。

この曲は1stアルバム「レインボウスペクトラム」収録の楽曲で、ライブでは必ずと言っていいほど披露。メンバーにも、ファンにも愛され、大切にされてきた曲だ。今回のシングルカットは待望であると同時に、“新生”虹コンを見せるにはもってこいのキラーチューンと言えるだろう。大きな拍手が鳴り止まぬ中、全21曲を熱唱した2部構成のライブは終了した。

グループとしてはもちろん、ソロ活動も広がりを見せてきた虹コン。1期メンバーの奥村、陶山の卒業は確かに寂しさもあるが、それ以上にステップアップの機会である事を印象付けたリセット&リスタートの公演だった。(ザテレビジョン)