Appleがバッテリーの劣化したiPhoneのパフォーマンスを低下させていたことを受けて、米国上院議員がAppleのティム・クック最高経営責任者(CEO)宛に、ハードウェアポリシーに関する質問を送付していたことが明らかになりました。

速度低下機能が招いた誤解

Appleがバッテリーの劣化したiPhoneの速度を下げていた問題の発覚は、昨年12月に米国の掲示板サイトRedditのユーザーにより指摘されたのが最初といわれています。その後、iPhoneの詳細なベンチマークテストが行なわれた結果、iOS10.2からiOS10.2.1にアップデートされた際にパフォーマンス低下が起こることが判明したとのことです。
 
Appleは、iPhone6、iPhone6s、iPhone SEが突然シャットダウンする現象に対処するため2016年にiOS10.2.1を導入したとされていますが、その際にどのように問題を解決したかの詳細を明らかにしなかったのが、誤解を招く原因になったといわれています。
 
バッテリーが劣化したiPhoneの速度を低下させる機能は、iPhone7に対応するためiOS11.2に繰り越されたといわれており、Appleは今後も同機能は搭載され続けると述べているようです。

バッテリー交換割引だけでは米政府は満足していない

Appleはユーザーの誤解を招いたことを受け、バッテリー交換費用を割引するサービスを実施していますが、米政府はその対応に満足していないようです。
 
Appleに書簡を送った、アメリカ連邦議会の上院議員で、上院商業委員会の委員長も務めるジョン・スーン氏は、「Appleの提案した解決策は、一部顧客のさらなる批判を駆り立てた。特に、バッテリーの無料交換を提供しないという決定に関して」と手紙の中で語っています。
 
スーン氏は、バッテリー交換割引サービスが始まる以前にバッテリーを交換した顧客に返金をする計画はあるのかなどの質問を送ったとされており、1月23日までの返答を求めているとのことです。
 
 
Source:AppleInsider
(lexi)