続々と東京へ上陸している海外の飲食店。しかし、今それ以上に勢いがあるのが、地方で人気を集めている店。そこで、東京に初上陸して美味しい店が多いのは海外か地方か覆面調査。勝つのはどっちだ!?

初上陸店は物珍しい だけでは続かない!

海外発vs地方発のレストランや居酒屋対決! 結局どっちに軍配が上がったの? 編集・戎とライター・菜々山が約1ヶ月の取材を振り返りました。

「今回の取材で印象深かった店はどこですか?」

「やっぱ『レストラン マルタ』かな。マルタ島って知ってる?」

【海外発 from マルタ共和国】レストラン マルタ

アリオッタスープ  600円

「イタリアのどっかの島じゃないんですか?」

「ブッブー! マルタ共和国っていう国でした。シチリア島のすぐ近くなんだけどね。日本と同じ島国だから魚介の料理が多くて、どこか通じるものがあるんだよね。イタリアンほどヘビーじゃなくて、繊細な味つけもよかった」

「ボクは『二◯加屋長介』です。福岡の本店にも行ったことがあって、こういう店が東京にできたらいいなって思っていたんですけど、なんと現実になりました」

【地方発 from 福岡】二◯加屋長介 中目黒店

もつしょうゆつけうどん 1026円

「ここは、“東京初上陸”なんて前置きをナシにしても、実力派の居酒屋だったよね」

「海外発でいうと、大ヒット映画の舞台となったバー『コヨーテアグリーサルーン』が六本木に上陸していましたね」

「露出度高めの外国人のおネエさんがカウンターの上でハードにダンスしているのを見た時は目がテンになったよ。コッチに来て一緒に踊ろうって誘われたけどムリでしょ! シャイなジャパニーズだもの」

「でも、ドリンクの値段は良心的でしたよ。普通のバーより安いくらい。ベロベロに酔っぱらってたら楽しめるかも」

「地方発だと『健民ダイニング 六本木』もおすすめ」

【地方発 from 静岡】健民ダイニング 六本木

特製土鍋焼ビーフン 1296円

「ビーフンで有名な『ケンミン食品』が出した店でしたよね」

「近畿あたりだとメジャーかもしれないけど、ビーフン料理って関東だとそれほど食べないじゃない? だからこんなにウマいのかって目からウロコ。それにアラカルトも高級中華のレベルだったし」

「じゃあ、トホホな店ってありました?」

「うん、あった。名古屋発の肉バル『D』はちょっとね。ステーキを注文したら、中心がまだ冷たかったの。一応“肉バル”と謳っているんだしさ」

「名古屋発でいうと、元祖台湾ラーメンの『味仙』も一昨年神田に出店しましたね」

「うん。オープン当初は、かなり行列したみたいだけど、私が行った時はすぐに入れたよ。かなりパンチの利いた辛さで、なかなか美味しいけど、名店ひしめく東京のラーメン業界で勝負していくのは、簡単じゃないかもなと正直思った」

「そうなんですよねー。もはや地方や海外から初出店って、珍しくもないんですよね」

「そうそう、ぶっちゃけ、もの珍しさだけだったら、すぐに飽きられちゃうしね」

「やはり店の実力だということですね?」

「そういうこと!」

「じゃあ、その実力が高かったのは、地方発? 海外発?」

「悩むけど海外発に1票」

「へえ、理由は? ちなみにボクは地方発ですけど。やっぱ日本の味がホッとできるかな」

「それも一理ある。でもね、ギリシャ料理の『THE APOLLO』にしてもキューバ料理の『カフェ ハバナ』にしても、食材に合わせた香辛料やハーブの使い方が新鮮だったかな。新感覚の味なんだけど、こういうのも良い! って素直に思えたもん」

【海外発 from オーストラリア】THE APOLLO|アポロ

サガナキチーズ 2052円

【海外発 from ニューヨーク】Café Habana TOKYO

焼津産メカジキのテールステーキ 1800円

「なるほど、では今回は海外勢の勝利ということにしましょう! 次回はどうなるかわかりませんけどね」