香川所属のドルトムント、崩壊した守備陣の補強へ “救世主候補”はスイスの22歳俊英か

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前半戦で39失点を喫した守備の立て直しへ、バーゼルのDFアカンジに白羽の矢

 公式戦26試合で39失点。

 今季前半戦でMF香川真司が所属するドルトムントはこれだけの失点を喫した。リーグ戦8試合連続勝利なし(第8節から15節/3分5敗)という不振でペーター・ボス前監督を更迭。そして、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ敗退(2分4敗)という惨憺たる結果を招いた大きな要因として、守備陣の崩壊は見過ごせないだろう。

 相次いだ負傷者が徐々に復帰の兆しを見せているとはいえ、今冬の補強は急務と言える。そんななかで候補に挙がるのが、ビッグクラブも関心を寄せるバーゼルのスイス代表DFマヌエル・アカンジだという。スイス紙「ブリック」などが報じている。

 記事によれば、ドルトムントはすでに獲得に向けて1500万ユーロ(約20億円)でオファーを送っているという。バーゼル不動のレギュラーCBとして、チームのCL16強入りに貢献した22歳の俊英は、元ドルトムントのユルゲン・クロップ監督率いるリバプールも獲得を望んでいると噂される。187センチの巨漢で空中戦に強いだけでなく、足元の技術にも優れているスイス期待の存在だ。

 しかし、バーゼルはドルトムントの提示額に首を縦に振らず、2000万ユーロ(約26億8000万円)の移籍金を要求。両クラブとの間には500万ユーロ(約6億8000万円)のギャップが生じているため、ここが交渉の成否を分けるポイントとなりそうだ。

バーゼルは安売りしたくない姿勢を示す

 ドルトムントが昨夏の移籍市場でフランス代表FWウスマン・デンベレをバルセロナに売却したことで1億500万ユーロ(約141億円)の移籍金を手にしていることを公然の事実。それゆえ、バーゼルとしても安売りはしたくないという姿勢を示しているという。

 ドルトムントはリーグ戦前半の17試合で24失点(39得点)を喫した。開幕から7試合をわずか2失点で乗り切ったチームは、そこから10試合で22失点と一気に守備が崩壊した。

 カップ戦のDFBポカールでは下部チーム相手の1回戦と2回戦は完封勝利を収めたが、16強でバイエルン・ミュンヘンに1-2で敗れて大会から姿を消した。1勝も挙げられなかったCLでは6試合で13失点。ボス前監督の下で採用したハイラインでのプレス戦術がハマらず、いとも簡単に最終ラインを破られた。

 ペーター・シュテーガー監督就任後、リーグ戦2連勝と立て直しを見せたドルトムント。さらなる巻き返しに向けて、“救世主”を確保することはできるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images