みなさんは食事の時にテレビをつけていますか?あるいはスマホや新聞を見ながらでしょうか?レストランなどで周りを見渡しても、ただ食事を楽しんでいる人は特に一人で食事をしている人にはほとんど見られません。誰かとの食事であれば会話をしながら楽しめますが、一人だと店内についているテレビを眺めたり、スマホや雑誌に目を落としたりしながら食事をしている人ばかり。でもこれって、実はものすごく太りやすい食べた方であることをご存知でしょうか。

テレビと肥満の関連性をアメリカが明らかに

アメリカ、オハイオ大学の研究グループが米栄養学会機関誌にて発表した論文に注目が集まっています。オハイオ州に住む成人1万数千人を対象に食生活や食習慣を分析したものです。その調査によれば、対象者の1/3は肥満であったと言います。さらに、調査対象者全員において、家で食事をする際に「テレビを見ない」のは36%だったそう。この調査では肥満度の他に食事の内容(加工食品か手作りかなど)、食事の相手、食事の環境(テレビなどの有無)、などについても調査されていますが、これらの総合的な結果によると最も肥満になるリスクが低い人が、「食事中にテレビを見ない人」であり見る人に比べ肥満になるリスクが37%も低くなることが報告されたのです。一人で食事をする人や、加工食品を食べる人よりも、テレビを見ながら食事をする人の方がずっと肥満のリスクが高くなるというのです。

スマホを使いながら食事を摂っている人も要注意

ちなみにテレビだけでなく、スマホを見ながら食事を摂る人においても肥満リスクが上昇するよう。イギリスのバーミンガム大学の研究チームの研究で、普通体型の女性39人を対象に、いくつかの条件に分け、同じランチを摂ってもらう調査を行いました。スマホゲームに熱中するグループ、普通にプレイするグループ、食事に専念するグループに分け、その後それぞれ好きなだけクッキーを食べてもらったところ、スマホゲームに没頭した人の食べる量が、食事に専念した人のそれより69%も高いことが報告されています。これはスマホの使用が食べるという行為の脳へのインプットを妨げていることが原因だと考えられています。更にスマホ利用後に間食に走ってしまう傾向もあるようです。もしあなたが太りたくないのであれば、食事中のテレビやスマートフォンの使用は控えたほうがいいかもしれません。

食事に集中する、味わうことが脳を満たす

なぜスマホやテレビを見ながらの「ながら食事」が太りやすくなるのか。これは脳が満たされないことと関係しています。食事を目で見て味わって、五感を使って食べることで、脳は満たされ食欲も満足するのです。いろいろなダイエット方法がありますが、まずは食事をするときには食事に集中することをはじめてみるだけで、食べ過ぎや無駄な間食を減らすことができそうです。


writer:サプリ編集部