8日、台湾の自由時報電子版は、台湾の若者の間で「台湾は中国ではない、台湾人は中国人ではない」との意識が強まっているとする、米国人コラムニストの記事を伝えた。資料写真。

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2018年1月8日、台湾の自由時報電子版は、台湾の若者の間で「台湾は中国ではない、台湾人は中国人ではない」との意識が強まっているとする、米国人コラムニストの記事を伝えた。

記事は、米国人コラムニストのジェフ・ジャコビー氏が先日台湾を訪問。帰国後に米紙ボストン・グローブに「台湾は中国ではない、台湾人は中国人ではない」と題したコラムを掲載したことを紹介している。

ジャコビー氏は「対外関係協会の招きで台湾を訪れ、外交官や公務員の話をヒアリングした後で、若者たちとの交流の機会を見つけた。話をした3人の大学生は自らを『台湾人』認識しており、中国を好きだという人はいなかった。みんな中国と台湾の統一を望まず、『一つの中国』政策に反対している。3人のうち2人は多くの国際組織が台湾代表の国名や国旗を認めない状況に言及し、国際社会が中国に圧力を掛けることを望んだ。もう1人は『中国は個人の人権状況が悪い国だと認識している。だた、相手は強大であり、戦いを挑めば自ら死地を求めることになる』とし、現状維持を望んでいた」などと紹介した。

その上で、「台湾の状況は、米国が英国の植民地だった時代を想起させる。英国の脅威と圧力が強まる中で、分離の意識がますます強まっていった。3人の大学生の台湾に対するアイデンティティは、その親世代が若かった頃よりもはるかに強烈だ」と論じている。

台湾のネットユーザーからは「3人というサンプルは少なすぎる」とう意見が多く見られた。一方で、その内容については賛否両論に分かれている。「内容には賛同する」「生活習慣が全然違う。台湾は台湾、中国は中国というのは当然だ」といった賛成意見に対して、「名称の台湾化、独立は、選挙向けの宣伝文句にすぎない」「台湾は民主主義の中国人、中国は共産主義の中国人。どちらも炎黄の子孫」「どうしてこういう現実とはかけ離れた外国の報道を取り上げるのか」との反論も出ている。

また、「英国から遠く離れている米国の状況とは異なる。中国は台湾を失えば安保上重大な脅威になる」「でも米国人は台湾が独立のために戦うことを望んでいないじゃないか」とのコメントを残すユーザーもいた。(翻訳・編集/川尻)