LUNA SEA、X JAPAN、BUCK-TICK…音楽シーンに再び革命を起こすか? 2018年の動向に注目

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 LUNA SEA、X JAPAN、BUCK-TICK……日本の音楽シーンに革命を起こしてきたアーティストたちが、2018年は再び、大きな話題を集めそうだ。

(関連:DEZERTはV系シーンを牽引する存在に? 多くの先輩からも愛される“媚びない”魅力) まずは2017年12月23、24日とさいたまスーパーアリーナで2日間に渡ってライブを開催、約3万人を動員したLUNA SEAが最終日に発表したのが、主宰フェス『LUNATIC FEST.』(通称:ルナフェス)の第2弾、『LUNATIC FEST. 2018』を6月23日、24日に幕張メッセにて開催するというニュースだ。

 2015年の6月。ちょうど3年前にLUNA SEAが初めて主宰した2日間に渡る大型ロックフェス・ルナフェスには、X JAPAN、BUCK-TICK、GLAYなどの大物バンドが出演したほか、[Alexandros]、Fear, and Loathing in Las Vegas、coldrain、凛として時雨、ROTTENGRAFFTYなども参戦。先輩バンドや同じ時代を駆け抜けてきたバンド、オリジナルなスタイルでLUNA SEAのDNAを引き継ぐ後輩バンドなどジャンルも世代も超えた全22組が出演し、“史上最狂のロックフェス”として語り継がれてきた。このフェスの意義深いところは“狂気”を共通項に持つバンドたちがアーティスト主導のもとにブッキングされたこと。幕張メッセに足を運んだ多くのオーディエンスが初めて見るバンドのライブにも胸を躍らせ、同時にLUNA SEAというバンドを改めて紐解く機会になったのではないかと想像する。動員があるバンドだけを集めたフェスとは一線を画す在り方がいかにも彼ららしく、そこには我が道を追求してきたアーティストたちへの敬愛の念が一貫して感じられた。

 現在、『LUNATIC FEST. 2018』の特設サイトには“NEXT ACTION!”のワードとともに”1.17″という日付が記されている。ここで第1弾アーティストが発表されるのか、それとも? 何はともあれ、このフェスが再び、音楽シーンに刺激を与えることは間違いない。

 そして12月10日に神奈川・CLUB CITTA’にて行なわれたhideのバースデーイベント『hide Birthday Party 2017』で発表されたのが、hide没後20年である2018年に「hide 20th Memorial Project」の一環として『hide 20th memorial SUPER LIVE「SPIRITS」』と題し、4月28日、29日に東京・お台場野外特設ステージで野外イベントが開催されることだ。毎年、hideの命日である5月2日には『hide Memorial Day』と銘打ってファンが集結するイベントが開催されてきたが、これは没後10年の2008年にX JAPANのYOSHIKIプロデュースのもと、味の素スタジアムで2日間にわたり開催された追悼イベント『hide memorial summit』以来の大規模なものとなりそうだ(ちなみに当時はhide with Spread Beaverを始めとし、X JAPAN、LUNA SEA、T.M.Revolution、RIZE、マキシマム ザ ホルモン、DIR EN GREY、OBLIVION DUST、MUCC、DaizyStripperらが出演した)。

 今年のイベントの主役として現在発表されているのは、2016年に幕張メッセで開催された『VISUAL JAPAN SUMMIT 2016 Powered by Rakuten』で味の素スタジアムでの『hide memorial summit』以来8年ぶりに集結したhide with Spread Beaver。これからも続々とラインナップが報じられていくだろう。開催に伴い、hideのメモリアルボックスやhideと共に全ての楽曲を制作してきた盟友・I.N.A.が綴った書籍『君のいない世界 〜hideと過ごした2486日間の軌跡〜』の発売、ドキュメンタリー映画の公開も決定しており、ファンを楽しませワクワクさせることが大好きだったhideの遺志を継ぐような一大プロジェクトになりそうだ。まだ発表こそされていないが、X JAPANの出演には多くのファンが期待を寄せるところだろう。

 なお新作も待たれているX JAPANは4月13日〜15日、20日〜22日にカリフォルニア州インディオで行われる『コーチェラ・フェスティバル 2018』に出演することが決定。今年のヘッドライナーはビヨンセ、エミネム、ザ・ウィークエンドで、日本から参戦が決まっているのはX JAPANのほか、現時点では海外フェスにも出演している京都のガレージパンクバンド、おとぼけビ〜バ〜のみだ。

 また不動のメンバーで2017年にデビュー30周年を迎えたBUCK-TICKは、2018年2月21日に30周年第2弾シングル『Moon さよならを教えて』を、3月14日には通算21枚目のオリジナルアルバム『No. 0』(読み:ナンバー・ゼロ)をリリース。3月31日の神奈川・よこすか芸術劇場を皮切りに全28公演の全国ツアー『BUCK-TICK 2018 Tour No.0』を開催することが決定している。昨年の9月にはお台場の野外特設ステージで2日間にわたり、30周年を記念したスペシャル野外ライブを開催したが、デビュー20周年、25周年の節目の年に開催されたフェス『BUCK-TICK FEST』の幅広いラインナップがシーンに与えた影響の大きさを物語っていたように、彼らはもはやBUCK-TICKというジャンルを確立した存在と言えるだろう。それは多くのアーティストが目標にしていても、なかなかなし得ないことだ。にも関わらず、飽くなき好奇心で挑戦し続ける彼らの動向からも目が離せない。

 長きにわたって愛され、聴き継がれてきたアーティストにはそれだけの理由と伝説がある。快進撃はまだまだ止まることはないだろう。(山本弘子)