ペルーを訪れた大沢たかお/(C)BS-TBS

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1月12日(金)と19日(金)、2週にわたりドキュメンタリー番組「大沢たかお インカ帝国 隠された真実に迫る〜マチュピチュが解き明かす最大の謎〜」が、BS-TBSで放送される。

【写真を見る】インカ橋を命綱なしで渡ることに挑戦した大沢たかお/(C)BS-TBS

番組では、大沢たかおが南米・ペルーでインカ帝国最後の都市といわれる「ビルカバンバ」を探し求め、発掘作業に挑戦する他、天空都市・マチュピチュでドローン撮影を遂行、ペルー文化省の協力の下で行われた壮大なロケの一部始終を公開する。今回、旅に出た大沢を直撃し、旅の感想を語ってもらった。

――今回のロケでつらかったことを教えてください。

現地は温度差や高度差が結構激しかったです。酸素も少ないし、酸素ボンベもない中でのロケだったので、状況的には本当に厳しかったですね。

僕のアシスタントやプロデューサーが高山病になるくらいきつい環境でした。4000mくらいの場所で眠ると、1時間おきに目が覚めるんです。常に酸欠状態になっている上に、眠ることで呼吸が浅くなるから呼吸が苦しくなって起きてしまって…。

インカ橋では、僕だけカメラを持って行ったのですが、安全ベルトもなかったのですごく危なかったですよ。でもそういうふうに体当たりで体験していかないと見ている人は楽しくないだろうしドキドキしないですよね。

――その過酷なロケの中で、素晴らしかったことは何ですか?

4000m地点から見える6000m級の山々や、コンドルの親子が飛んでいる様子など、日々神秘の繰り返しで刺激的でした。夜の星もきれいでしたが、泊まった場所は、人が泊まるような場所じゃなかったんですよ(笑)。もちろんレストランもないし、窓もない。やっぱりきれいなものを見るためには代償も大きいですね。

それに、今回はマチュピチュでドローンも飛ばしたんです。僕は決まった画でしか見たことなかったんですが、今回は上から見たり山の奥から見たりして…。「ああ、本当はこういう場所なんだ」って本当に感動しました。

――今回のロケは、運命的なロケの始まりだったそうですが…。

何年か前、知人に「いつかマチュピチュ行くことになると思います」って言われたんです。それを忘れた頃に、今回のお話をいただいて「何か縁があるのかな、参加したいな」って思いました。

企画を聞いた時に「すごい挑戦になるんじゃないか」とか、「まだみんなが見たことないような番組になるんじゃないかな」って思ったんです。

僕がおいしいもの食べているだけの番組じゃ面白くないでしょう(笑)。僕が死にそうになっているくらいの方が、きっと皆さんに楽しんでいただけるだろうなって思いますね。

――行く前は不安でしたか?

行ったことがないから、想像もつかないし未知でした。毎日8〜10時間移動しながらの撮影だったので、大変でした。途中から食事も質素になっていって…。ほとんど優遇されなかったんですが、でもそれが逆にすごく良かった。とにかく、生きて帰ってこられて本当に良かったです(笑)。

――現地の食事はいかがでしたか?

アルパカを食べました。現地の人たちと作ったんですけど、石を温めてそこに肉と一緒に土に埋めてしまうんです。それで蒸し焼きみたいにして食べる。でも、泥だらけ(笑)。何か栄養を取らないと体がもたないので食べましたよ。でもすごくおいしかったです。

――発掘体験の思い出を教えてください。

僕が行った時はもう4mくらい掘ってあったんですが、発掘するとなると怖くて手が出せないんですよね。「何も出なかったらこの1週間どうしよう」って(笑)。

何か出るのか出ないか、それはスタッフの皆さんも分からない。でも、スタッフさんたちは「大沢さん、中途半端で終わっていいんですか?」っておとこ気を試すようなことを言ってきて(笑)。

見ているだけだとただの目撃者になってしまうから“発掘している側の一人”の方がいいなと思って、土を運ぶっていう役を勝手にやっていましたね(笑)。

――大沢さんの“冒険心”を駆り立てるものとは、何ですか?

僕はそもそも過酷なことが嫌いで、映画もドラマも春と秋だけやりたいと思っているようなタイプなんです(笑)。でも、みんなが行けない場所に誰かが行って、そこに行けない方々の代弁者になるっていうのはすごくやりがいを感じました。

テレビで見てくださる方々がドキドキしてくださったり、「すごいな」って思ってくださったりすることを想像すると、何だか頑張れるんですよね。自分一人の冒険だったらつらくて絶対にできないと思います。(ザテレビジョン)