振り込め詐欺が形を変えて拡大中、「ピンポン詐欺」の極悪手口

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拡大の一途を遂げていた「振り込め詐欺」が2014年をピークに件数、被害額ともに減少している。しかし、決して高齢者を狙った詐欺が減っているわけではない。形を変えて生き続けているのだ。DOL特集「地下経済の深淵」3回目は、高齢者をターゲットにした詐欺の現状について取り上げる。(ダイヤモンド・オンライン編集部「地下経済問題取材班」)

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振り込め詐欺の件数は減少でも
“もしもし”から“ピンポン”へ

「手口はどんどん巧妙化し、被害が後を絶たない」と喧伝される「振り込め詐欺」。しかしその実態は、近年、減少傾向にあることはあまり知られていない。

 警視庁生活安全課によれば、振り込め詐欺の被害総額は、2014年をピークに3年連続で減少中であり、昨年上半期のデータでは1件あたりの被害額も約220万円と前年を100万円以上も下回っている。

 その反面、東京、千葉、神奈川、兵庫、福岡などの一部の大都市圏では認知件数・被害額のいずれも増加しており、都市集中傾向が顕著になってきていることも指摘されている。

 しかし今、そうしたデータとは異なり、郊外を中心に“詐欺まがい”のビジネスが広がりつつある。しかも、一見それとわからない、元振り込め詐欺チームによる限りなくグレーなビジネスが…。

「“もしもし”はもう終わり。今は“ピンポン”だよ」

 振り込め詐欺を“もしもし”と隠語で呼ぶのは、パリッとした紺のスーツ姿の30代後半の男性A氏だ。彼は、かつて部下10名を率いていた、振り込め詐欺の「かけ子」チームのトップだった人物だ。

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