北京の空気が良くなっているにつれて、過去の冬季人気商品であった空気清浄機は今年、売り上げが低迷し続けている。写真は北京の家電量販店の空気清浄機売り場。

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北京の空気が良くなっているにつれて、過去の冬季人気商品であった空気清浄機は今年、売り上げが低迷し続けている。依然として使用しているが、その利用頻度がかなり低くなったという。家電売場では、冬に入って以来、各メーカーの空気清浄機の売り上げが昨年同期と比べ、明らかに落ちた。例年は展示品までも買われたのに対し、今では1カ月に数台しか売れなくなった。北京晨報が8日付で伝えた。

小学2年生の娘がいる孫さんは、昨年10月末から、ほかの保護者と子供の教室に空気清浄機を取り付けることを検討し始めた。11月中旬にセントラルヒーティングが始まると、大気汚染がひどくなるからという考え方で、保護者たちは空気清浄機のメーカーや価格などを早めに決めた。

しかし、昨年の秋や冬には北京の空気の質が逆転して、PM2.5の濃度が数カ月連続で史上最低を記録した。そのため、空気清浄機を取り付けるかどうか、保護者たちは迷うようになった。「空気の質が改善しつつあるから、とりあえず様子を見てから決めよう。取り付ければ教室の窓を閉めないといけない。万が一、インフルエンザが流行すると、大変なことになる。昨年から空気がだいぶきれいになっているから、取り付ける必要はそれほどなさそうだ」と孫さんは記者に言った。

空気清浄機と同じように、PM2.5対策マスクの使用頻度も減少した。報道によると、PM2.5対策マスクの売り上げは以前より大きく落ちた。電子商取引プラットフォームでのマスクや空気清浄機に対する宣伝の勢いも弱くなったという。

記者が家電売場を数軒見てみると、空気清浄機は依然として目立つ場所に置かれていたが、問い合わせる客は非常に少なかった。販売スタッフの話によると、2017年の売り上げは2016年に及ばなかった上に、2015年と比べ物にもならない。「当時は、大気汚染のひどい日には売り場が客でいっぱいになった。多くの製品が売り切れの状態で、ひとまず展示品を買って、商品が入荷してから交換に来る客もいた。しかし、今年は50%オフの札を付けても問い合わせる人もいない」とスタッフは話した。

北京市環境保護局の観測データによると、2017年、北京のPM2.5年間平均濃度は1立方メートル当たり58マイクログラムで、前年比20.5%減となった。2013年の1立方メートル当たり90マイクログラムより35.6%減の1立方メートル当たり32マイクログラムが減少した。また、二酸化硫黄、二酸化ケイ素、PM10年間平均濃度はそれぞれ1立方メートル当たり8マイクログラム、同46マイクログラム、同84マイクログラムで、前年比それぞれ20%、4.2%、8.7%減少した。(提供/環球網・編集/インナ)