空港ロビーで気功の練習をする人々=恒春空港のフェイスブックページより

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(屏東 9日 中央社)航空機の発着が3年以上行なわれていない南部・屏東県の恒春空港。市民団体が同空港ロビーで気功の練習をする様子が空港のフェイスブックで紹介され、人々の興味を引いている。同空港の韓瑞生主任によれば、2年前から空きスペース貸し出しの対象を拡大。航空路線の復活を前に空港を廃らせないため、最大限に有効な設備の活用を図っている。

同空港の前身は日本統治時代の軍用飛行場。近隣のリゾート地、墾丁の観光発展を目指し、2004年1月に民間用の空港として開港した。当初は台北とを結ぶ路線が運航され、初年の利用者は2万3000人に上ったが、運賃の高さや土地柄吹きやすい強風による欠航の多さなどで、路線が相次いで廃止された。現在はユニー(立栄)航空1社が週2往復を存続させているものの、2014年9月以降運航されていない。昨年には県政府の働き掛けにより、国際チャーター便を2年間試験運航する許可が行政院(内閣)から下り、路線復活の見通しが明らかになった。

韓主任によると、国際チャーター便の受け入れに必要な出入国の保安検査や検疫、通関手続きの演習などソフト、ハード両面の設備はすでに完成しており、あとは就航を待つのみだという。

県政府の黄建嘉報道官は、香港からのチャーター便就航に向けて最大限努力している最中だと明かす。航空会社に問い合わせたところ、技術面では問題がないという。最も重要なのは交通部(交通省)民用航空局から航空会社への運航権許可と軍事演習期間を除く飛行禁止区域の開放だと語った。

黄報道官によれば、恒春半島を訪れる観光客は年間約500万人。世界に誇れる数少ない台湾の観光地だとし、中央政府に協力を呼び掛けた。

(郭シセン/編集:名切千絵)