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 9月に芸能界引退を表明している安室奈美恵のベストアルバム「Finally」の累積売上枚数が200万2559枚に達したことが明らかになった。

 ミリオン達成も難しいと言われている近年だが、それをはるかに上回るダブルミリオン達成。アルバムの売り上げ枚数がダブルミリオンを記録したのは、2012年8月のザ・ビートルズのベストアルバム「ザ・ビートルズ1」以来。女性ソロでは宇多田ヒカルが2004年に「Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1」で記録して以来、およそ13年9か月ぶりである。

 さらにすごいのは、1月15日付けのオリコン週間デジタルランキング(集計期間:1月1日〜7日)で安室が紅白で歌った「Hero」が、1位に上昇したことだ。「Hero」の発売日が2016年7月であることを考えるとこちらも素晴らしい結果と言える。

 しかし、ここで気になるのは紅白の視聴率についてである。安室が「Hero」を歌いあげた瞬間こそ48.4%の瞬間最高視聴率を叩き出したが、後半の平均視聴率は39.4%と歴代ワースト3位(視聴率はともにビデオリサーチ調べ、関東地区)。また、安室が出場したことで全体的な視聴率アップを期待していたが、前評判ほど結果がついてこなかった。

 「確かに安室さんが出場したことはNHKのお手柄ですが、実際目玉はそれくらいだったように思います。となると、視聴者にとってそれ以外はあまり興味をそそられない。そのため録画をしておいて後で安室さんの部分だけを見た人も多いのではないでしょうか」(関係者)

 さらに、年が明けてから、NHKが紅白の安室のリハーサル時の写真を「本番の写真」と偽って提供していたことが発覚。本番はスタジオにカメラマンは入れなかったため、記者から「リハの写真では」と指摘を受けるも、NHK側は「本番のもの」という主張を曲げなかった。

 これにはマツコ・デラックスも「リハーサル時の写真と一言いえばいい話」とコメントしており、芸能界からも呆れ声が聞こえている。

 安室のアルバムが売れているところを見ると、今回の紅白の惨敗は明らかにNHKが安室に頼りすぎていたことが分かるだろう。