中国メディア・今日頭条は6日、中国で急速に普及した支付宝(アリペイ)などのモバイル決済サービスについて、日本人の多くが「現金のほうが便利」との感想を持っていることを伝えた。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 中国メディア・今日頭条は6日、中国で急速に普及した支付宝(アリペイ)などのモバイル決済サービスについて、日本人の多くが「現金のほうが便利」との感想を持っていることを伝えた。

 記事は、「近年、日本にやって来る中国人観光客の数は多くなっており、中国人観光客が日本の観光業界に大きな収入をもたらしている。一方、日本側も中国人観光客を歓迎しており、彼らにより便利に買い物をしてもらうために、支付宝による決済が導入され始めた。これにより、日本円に両替する面倒がなくなり、中国人にとっては楽にお金を使えるようになった」と紹介した。

 一方で「日本を旅して、モバイル決済システムを利用する人がとても少ないことを発見した。そして、大部分の日本のネットユーザーは支付宝などの中国式モバイル決済サービスを良いと思っておらず、現金の方がより便利だと考えている」とし、「わが国は中国より遅れている」と感じている人は一部にとどまっていると伝えた。

 そして、「多くの中国人観光客は、日本の決済システムが中国よりはるかに劣っていると認識している。日本人が現金の方が便利というのは、中国のシステムや急速な発展ぶりに対するに対する羨望だろう。みんなはどう思うか」としている。

 記事の問いかけに、中国のネットユーザーは賛同を見せるかと思いきや、「正直、支付宝のような決済は好きじゃない」、「まもなく歴史の遺物になるだろう」との回答が見られた。また、「日本はATMが発達している。そして、中国とは違って、モバイル決済がなくても充分便利なのだ」というコメントも出ている。中国の市民もみんな諸手を挙げて急速なモバイル決済の普及を喜んでいる訳ではないようだ。

 日本の市民が中国のモバイル決済の急発展に驚きを覚えたとしても、羨ましがっているかといえば、そんなことはないだろう。なぜなら「実体のないやり取りのリスクを選択するほど困っていないし不便でもない」からだ。しかも、日本では現金決済とクレジットカードによるキャッシュレス決済がすでに長い時間併用されている。つい最近までクシャクシャの小額紙幣が消費活動の主流だった中国とは状況が異なるのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)