こたつでみかんは冬の定番ですね。でも正しい食べ方ってご存知でしょうか?もしみかんの皮を剥いたら丁寧に筋を取って皮と一緒に捨てていたらそれは残念な食べ方。とても勿体ないないことをしているのです。美容成分や健康成分を丸ごと捨てていることになるのですから。今年はみかんの価格も値上がりしているので、正しい食べ方でみかんのパワーを丸ごと味わいましょう。

みかんの袋や筋に含まれる成分の優れた効果・効能

みかんの袋や筋にはヘスペリジンという物質が含まれています。ヘスペリジンとはビタミンPの一種でみかん由来のポリフェノールとも呼ばれるものです。みかんの袋には実の50倍、筋には100倍ものヘスペリジンが含まれていることがわかっています。ヘスペリジンの効果・効能としては次のようものがあげられます。

●毛細血管を強くする効果

毛細血管は栄養や酸素を体の組織に届ける役割の他に粘膜に適度な水分を届ける役目ももっています。粘膜に適度な水分が届けられないとシミやシワが増えたり薄毛や白髪の原因になります。また粘膜の異常は口内炎や歯肉炎、胃炎や下痢、便秘などをひきおこしてしまいます。ヘスペリジンの毛細血管を強くする作用でそれらの予防が期待できるのです。

●高血圧抑制効果

活性酸素の作用で血管の収縮がうまくできなくなることが血圧上昇の原因の一つですが、ビタミンCにはその解消効果があります。しかしビタミンCはとても壊れやすい性質があります。ヘスペリジンにはビタミンCを安定させるはたらきがあり、ビタミンCの効果を強力に補強するのです。ビタミンCを摂る時はヘスペリジンと一緒に、がベターです。

●中性脂肪の抑制効果

中性脂肪が増加すると悪玉コレステロールが増え脳血栓や心筋梗塞の原因ともなります。ヘスペリジンは中性脂肪の増加を防ぐ作用があることが報告されています。

みかんの皮を捨てていたなんて!!もったいなさ過ぎる

みかんの皮には実の3倍ものビタミンCが含まれていて、またみかんの皮で作る漢方の生薬の陳皮(ちんぴ)は厚生労働大臣が医薬品の品質の適正を図るために定めた規格基準書である「日本薬局方」にも記載がある優れもの。みかんの実はおいしく食べられますが、皮はそのままで食べるのにはあまり適していないですね。そこで陳皮(ちんぴ)にして利用するのがいいかもしれませんね。家庭でも簡単に作れますのでその作り方、使用方法をご紹介しましょう。

●作り方

皮の農薬などが気になる方は重曹を入れた水に1分程度つけておいてから良く洗い適度な大きさに千切ってざるやネットに入れ日陰で10日ほど干して乾燥させます。

●使い方

ミキサーで粉状にしたものをお茶として使用したり、料理の薬味としてお味噌汁に加えたり煮物などの風味づけなどとして使用します。

●効果・効能

咳止めやのどの痛みを緩和する効果、胃もたれへの効果、血流の改善効果、体を温める効果、美肌効果、生活習慣病の改善効果、肝機能改善効果などが期待できます。

いかがでしたか?みかんの皮は入浴剤にしても気持ちがいいですし、みかんの筋も丸ごと食べればより健康だということがお分かりいただけたと思います。みかんには他に食物繊維も含まれていますし、機能性表示みかんには骨を強くする作用があることが報告されています。この時期は1日1個程度はみかんを食べたいですね。


writer:Masami