全日本女子ユースに若き才能が集結…未来のなでしこを担う注目選手7選

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 男子の日本クラブユース選手権に相当する、JOCジュニアオリンピックカップ 第21回全日本女子ユース(U−18)サッカー選手権大会が、1月3日(水)から7日(日)まで、大阪府堺市のJ-GREEN堺で行われ、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU−18(関東2/千葉)が初優勝した。

 優勝候補筆頭と目されたセレッソ大阪堺ガールズ(関西1/大阪)は大会3連覇を狙うも、決勝の千葉レディースU−18戦で、得点源のFW野島咲良とFW宝田沙織を封じられ、0−1と敗れて準優勝で今大会を終えた。

 悲願の初優勝を達成した千葉レディースU−18は、準決勝で日テレ・メニーナ(関東1/東京)を迎え、PK戦の末に関東予選で敗れたリベンジに成功。「メニーナのエース・植木選手をベンチから引っ張り出そう」と話していたGK清村珠幸が、植木らのPKを3連続セーブして、勢いそのままに優勝まで駆け上がった。

 また、なでしこジャパンの高倉麻子監督や、U−20日本女子代表の池田太監督らも、視察のために来場。大会期間中に発表された、なでしこジャパン候補に初選出されたメニーナのFW植木理子を始め、クラブチーム所属の若い才能にも熱視線を送っていた。

DF4 高橋はな(たかはし・はな)浦和レッドダイヤモンズレディースユース/高校3年
元FWながら、近年はセンターバックとしてU−19日本女子代表でも活躍。相手の自由を奪うハードマークが持ち味だが、PKを外して落ち込むチームメイトにいち早く駆け寄るなど、繊細な気配りとリーダーシップも兼備する。来季は浦和レディースに昇格。

DF3 市瀬千里(いちのせ・ちさと)ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU−18/高校3年
「前回大会で負けたC大阪堺ガールズに勝ち、エースの宝田選手を止めたい」と話したことを決勝戦で有言実行。千葉のチームカラーである粘り強く走るサッカーを体現し、チームを初優勝に導いた。来季は千葉レディースに昇格。

DF18 筒井梨香(つつい・りこ)セレッソ大阪堺ガールズ/高校3年
力強く打点の高いヘディングで空中戦を制し、CKでは攻め上がって得点も狙う守備の要。今大会もパワフルなフィードで、そのポテンシャルの高さを窺わせた。伸びしろ充分なJFAアカデミー堺の1期生。名前の読み方は『りか』ではなく『りこ』。

DF3 脇阪麗奈(わきさか・れいな)セレッソ大阪堺ガールズ/高校3年
DF登録だが今大会の主戦場はボランチ。どのポジションでも安定したパフォーマンスを発揮して、チームの舵取りを担う。終盤になっても相手陣内の深い位置までドリブルし、しっかり得点をアシストできるスタミナも持ち合わせる。

MF10 菅野奏音(かんの・おと)日テレ・メニーナ/高校2年
高2ながらメニーナの10番らしい足元の技術に長けた司令塔。MF木下桃香と今大会屈指のボランチを形成した。美しいトラップから、味方の動きにピッタリ合わせた高精度のパスを左右の足で蹴り分け、3位決定戦でも先制点をアシスト。

MF10 曽根七海(そね・ななみ)ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU−18/高校3年
チームが逆境にあっても、懐の深いボールキープで溜めを作ることができる選手。冷静な判断でチームのバランスを取りながら、メニーナとC大阪堺ガールズの強豪2チームを破る躍進を支えたキャプテン。来季は千葉レディースに昇格。

FW9 植木理子(うえき・りこ)日テレ・メニーナ/高校3年
今季はベレーザでプレーしたため、メニーナ合流は大会1週間前だったが、異次元のスピードで大会得点王(5得点)に。準決勝は無得点でPKまで外し号泣したが、なでしこジャパン候補選出にも「まだ候補合宿の段階。次に残るかは自分次第」と涙を拭った。

文・写真=馬見新拓郎